最近の夏の日差しはとてつもない強さで、視界のなかで物の輪郭が白くぼやけてしまうほど。
体温を超えるような暑さのときは、室内を涼しくして過ごしていることに幸せを感じます(笑)
写真は「大屋根の家」。竣工後まもない頃はちょうど真夏で、暑い日にお伺いしたときの写真です。
まあ特等席で冷たいものでも、と案内され、窓辺のラウンジチェアで麦茶をいただいているシーンです。
深い屋根庇に守られた大きな窓ガラスの前にレース状のロールスクリーンを下ろし、強い光は紗がかかり柔らかく感じられます。
スクリーンの向こうで、日差しに照らされる庭木が、遠くの出来事のよう。
室内は高い勾配天井になっていて、陰影のなかに身を置いていると眠気がやってきます・・・
仕事で行っていたはずなのですが(苦笑)
日本の気候はだんだんと厳しいものになっていっています。
住宅は、そうしたハードな環境から身を守るシェルターとしての意味合いも次第につよまっているように思います。