関東も梅雨にはいり、じめじめとした暑い日も増えてきました。
そんな暑い休日に家で過ごすときに、冷たい麦茶でも飲みながら、ゆっくりと本でも読めるような窓辺のコーナーがあるとちょっと愉しいものです。
「大屋根の家」はその名のごとく、大きな屋根がゆったりかかる家で、その軒下は深く日差しを除けてくれます。
窓はとても大きいのですが、アルミサッシを使いながらも、窓枠のデザインを凝らして、木製の窓のような佇まいにしました。
格子部分は網戸になっていて風通しができます。
窓辺でゆっくり過ごすためには、隣地からの目線除けや明るさ調整のために、窓辺のしつらえが必要です。
ここではダブルタイプのロールスクリーンを設置し、天井のボックス内に格納されています。
レース状のロールスクリーンは茶がかった色で、これを通して外を見ると、風景が程よく紗がかかって見えます。
室内にも、ちょうどよい陰影が宿り、気分が落ち着きます。
強い日差しを受けて、樹影が壁にくっきり映り込んでいるのを、ぼぉっと眺める。
それだけで、家のなかにいるのがなんだか幸せに思えてきます(笑)