らでぃっしゅぼーやさんの「いと愛(め)づらし便」で「ほうれん草」が届きました♪
「いと愛づらし便」って、珍しくって希少なお野菜が入ってくるはずなんだけれど・・・?
実はこの「ほうれん草」・・・
「日本ほうれん草」と言って、収量が少なく、病気に弱くって栽培がしにくいということで、
ほとんど作られなくなったほうれん草なんです。
ほうれん草には・・・
上の写真のようにギザギザした葉っぱが特徴で、アクが少なく美味だけれどトウ立ちが
早く、病弱な「東洋種」と・・・
*トウ立ちとは、花芽が出来てしまい美味しくなくなること。
丸みをおびた葉っぱが特徴で、アクが強く、泥臭くってあまり美味しくはないけれど、トウ立ちが遅く、収量が多い「西洋種」とがあります。
最近は、これら東西のいいところを兼ね備えた「交配種」が主流になってきていますが・・・
「日本ほうれん草」はこの「東洋種」のほう♪
なので、病弱だけれど・・・
アクが少なくって、繊細で柔らかな食感と、品のいい甘味が特長です♪
で、これらの特長をしっかりと味わうため・・・
シンプルに、オリーブ油をタラっとたらし、粗塩とコショウだけでいただきました♪
ほうれん草って、生まれはなんと「西アジア」
それが、回教徒の巡礼によって東西に広がったと言われ・・・
シルクロードに乗って中国などの東へと伝わるうちに品種が分化して出来たのが「東洋種」で・・・
アフリカを経由してヨーロッパに伝わるうちに出来たのが「西洋種」
いずれも長~い長~い長~い年月を経て、変化していった「ほうれん草」です♪
そして、長~い旅路の末、日本へは「東洋種」が安土・桃山時代に中国から伝わり・・・
「西洋種」は江戸末期にフランスから伝わりました♪
寒さに当たると甘味が増し、今がまさに旬の「ほうれん草」
たまには、こんな「ほうれん草」の生い立ちに思いを馳せながら・・・
いただくのもいかがですか?