peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

岩手県立花きセンターの花々 その80:木立性ベゴニア「フクシアレッド」

2006年02月03日 | Weblog

岩手県立花きセンター本館の南側に位置する「研修温室」は、「低温区」「中温区」「高温区」の3つのエリアに分かれて、「低温区」には、根茎性および木立性のベゴニアを植栽展示しています。

 http://www.pref.iwate.jp/~hp3005/sisetu-setumei/setumei-02.html

【 分 類 】シュウカイドウ科(Begoniaceae)シュウカイドウ属(Begonia)
【 原 産 地 】オーストラリアを除く、熱帯~亜熱帯に約2000種が分布し、未発見の種類もまだ多くあります。東南アジアやアマゾン川流域のような、高温多湿のジャングルからアフリカ の乾燥地帯、また、アンデス山脈のような高冷地など、その生育条件は非常にバラエティーに富んでいます。主にブラジル、メキシコ、コロンビアなどの中南米やフィリピン、ボルネオ、 ニューギニアなどの東南アジア、また中国、ベトナム、ミャンマー、インド、ヒマラヤ地域、カメルーン、ナイジェリア、ザンビア、マダガスカルやアフリカ に多くの原種(野生種)が自生しています。 もちろん日本にもシュウカイドウなど野生のものもあります。
(以上、http://www.hakone-begoniaen.com/about.htm[箱根ベゴニア園]より転載)

ベゴニアは、原種だけでも2000種余りあるとのことで、「木立性ベゴニア」「根茎性ベゴニア」「球根性ベゴニア」「レックスベゴニア」「球根ベゴニア」「センパフローレンス」「冬咲きベゴニア」「エラチオールベゴニア」などに分類されています。
木立性ベゴニア フクシアレッドシュウカイドウ科 シュウカイドウ属
 Begonia Ersect Stemed
 「木立性ベゴニア」については、下記のWebサイトに詳しい情報が記載されていますが 茎がまっすぐに立ち上がる性質をもったベゴニアをこのグループに分類しています。1本ないし数本のシュートを出し、葉腋から花茎を出して集散花序の花を咲かせます。
 球根性種に次いで明るいところを好み、春から秋にかけて50%程度の遮光下で花を咲かせます。最近では、四季咲き性の性質を持った品種が交配種として多く作出されていますので、木立性種の開花期が春から秋というのは必ずしも当りません。

 普通30~40cmの草丈で店頭販売されていますので、そのくらいの大きさかと思ってしまいがちですが、成長に従って鉢をゆるめていけばどんどん大きくなり、富士国際花園とかなばなの里などのベゴニア園では2m近くの大きさのものも見られます。

 木立性種は、一般に葉を見るというより房咲きの花の美しさを楽しむものですが、クロロステイクタ(B.chlorosticta)やブレビリモーサ(B.brevirimosa)などの葉の美しい品種もけっこう多いようです。

 (以上、http://www5b.biglobe.ne.jp/~jbs/cane.htm、[2.特徴]より転載。)
 
なお、木立性種は、茎の性状によって更に次の5つに細分類されるそうです。
(1)矢竹型、(2)叢生型、(3)多肉茎型、(4)蔓性型、(5)センパフローレンス(四季咲きベコニア)

 画像のベゴニアには、「木立性ベゴニア フクシアレッド」の立札がありました。