

きのう(2/15)、一関市東山町長坂地区内を散歩していたとき、土手の日だまりにオオイヌノフグリの花が咲いていました。
ふつうオオイヌノフグリの花が咲くのは3~4月ごろですので、寒さに耐えて咲く花がとても愛しく感じました。
下記の画像は、2004年4月5日に撮った最盛期のオオイヌノフグリの花です。寒さに耐えて咲く花と比べると花の色が淡いようです。





オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)ゴマノハグサ科 クワガタソウ属 Veronica persica
ユーラシア、アフリカ原産の1~2年草で、日本中で見られる帰化植物。日本には明治時代に入り、今では全国各地の畑や田のあぜ、道ばた、土手などに広がっている。
茎は根もとから枝分かれして、横に大きく広がる。葉はほとんどが互生し、長さ7~18mmの卵状広楕円形で、ふちには鈍い鋸歯がある。
花期は3~5月だが、暖かい地方だと2月には花が見られる。上部の葉のつけ根に直径8mmほどのルリ色の花を上向きにつけるが、雨の日や曇りの日には、花を閉じてしまう。
和名は、果実の形が犬の陰嚢(ふぐり)に似ていることによるが、果実はイヌノフグリより平たい。
なお、仲間に「イヌノフグリ(犬の陰嚢)Veronica didyma var.lilacina」というものもあるという。「花は直径3~4mmで、淡いピンクに紅紫色のすじがある。果実は2個の球がくっついたような形」とか。