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きょう(2/20)は、朝から暖かく天気も良いので、「岩手20名水」に指定されている一関市東山町長坂字里前にある「大清水(おおすず)」に行って来ました。清水からこんこんと湧き出る水が流れ出るところには「クレソン/オランダガラシ(和蘭芥子)」の冬期幼苗が沢山生えていました。5月ごろには白色の4弁花を総状に多数つけるそうですのでまた行ってみたいと思います。写っている川は砂鉄川。
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「岩手の20名水」に指定されている一関市東山町長坂字里前にある「大清水(おおすず)」湧水地は、主要地方道一関大東線を一関市街地から行くと、砂鉄川に架かる生出橋(おいでばし)のすぐ手前を左側に曲がり、小高い丘の上にある曹洞宗の寺・善竜寺の山門が目につくはず。駐車場もある。そこから40~50mほど進めば砂鉄川に面した所に標柱があり、すぐにわかります。
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クレソン/オランダガラシ(和蘭芥子)アブラナ科 オランダガラシ属
nasturtium dfficinale
ヨーロッパ原産で、ほぼ世界中で蔬菜として栽培され、また、野生化している多年草草本。全体無毛、主に冬期間に生育し、茎の下部は横に這って節から発根し、盛んに分岐して長さ1mほどになる。
葉は頂片の大きな羽状複葉で、表面はやや光沢を有し、互生する。冬も赤褐色になった葉が残っている。春から夏にかけて茎の上部に直径5mmほどの白色の4弁花(十字形花)を総状に多数つける。果実は長さ1~2cmの長角果となる。
葉に辛味(と苦味)があるので、「オランダガラシ(和蘭芥子)」の和名があるが、「クレソン」の名で生で西洋料理(肉料理のつけあわせやサラダ用)に添えられ、その目的で明治年間以降に導入されたという。
繁殖力が強いので、今では、各地で逸出して清流のほとりなどに野生化している。流水の縁に生育し、かなりの山中でも見られるほどになっている。