peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

アブラチャン(油瀝青)

2007年04月29日 | Weblog
束稲山のアブラチャン(油瀝青) 2006年8月25日





2006年8/25(金)、束稲山(たばしねやま・標高595.7m)に登った
のですが、頂上へ行く山道沿いや頂上付近に生えている「アブラチャン
(油瀝青)」が実を沢山つけていました。
前の日に行ったこの山の裾野にある「九郎森山(黒森)」の山道沿い
にも生えていました。







アブラチャン(油瀝青)クスノキ科 シロモジ属 Parabenzoin praecox
山地の渓流沿いなどに多い落葉低木~小高木で、高さは
3~6mになる。樹皮は灰褐色で、円形の皮目が多い。葉は
有柄で互生し、長さ4~9cmの卵形または楕円形。先は尖り、
葉柄は赤味を帯びる。

3~4月、葉に先立って淡黄緑色の小花を散形状につける。
雌雄別株。花被片は6個ある。

果実は球形で大きく、直径1.5cmほどあり、秋、黄褐色に熟す。
中に大型の種子が1個ある。昔はこの果実から灯用の油を採った
という。分布;本州、四国、九州