peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

フキノトウ(蕗の薹) 2009年3月8日

2009年03月10日 | Weblog
一関市「世嬉の一」のフキノトウ(蕗の薹)
 2009年3月8日



お客様駐車場にある「世嬉の一」案内板

蔵元レストラン「せきのいち」


中庭から「酒の博物館」方面を望む:この中に「一関・文学の蔵」がある。

島崎藤村文学碑

2009年3月8日(日)、世嬉の一酒造(株)構内にある
レストラン せきのいち(一関市田村町5-42)に行きました。
一関 文学の蔵の島崎藤村文学碑のそばで、フキノトウ(蕗の薹)が花を咲かせていました。
氏神様・蔵の神様、お稲荷様、「初恋神社」とも呼ばれる。








フキ(蕗)/フキノトウ(蕗の薹)
キク科 フキ属 Petasites japonicus
山野に生える多年草で、地下茎を延してどんどん
繁殖する。このフキ(蕗)の若い花茎(淡緑色の苞に
包まれた蕾)がフキノトウ(蕗の薹)である。
早春、まだ雪のある地面から顔を出すフキノトウは、
春の使者でもあり、ゆでたり、汁に入れたりして、そ
のほろ苦さが人々に親しまれている。フキ(蕗)は、昔から
食用にするため全国各地で栽培されている。

葉は花の咲いた後に地下茎の先から出るが、長い葉柄
があり、その先に幅15~30㎝のほぼ腎円形の葉をつける。
葉柄は長さ60㎝ほどにもなる。

この葉柄を採り、アクがあるので明礬(みょうばん)
などを振りかけてアクヌキしてから茹でて皮をむき、
煮て食べたり、塩漬け、砂糖漬けなどにする。なかでも
キャラブキは多くの人に親しまれている。

早春(2~5月)、葉に先だって花茎を地上にあらわし、
その先端に散房状に花をつける。雌雄別株。雄株の頭花
は黄白色をしており、雌株の頭花は白っぽい。雄株は花
が終わると枯れるが、雌株では花の後高さ50㎝ほどにも
伸びる。この伸びた花茎も食べられる。

果期のフキは白い冠毛が目立つ。果実は長さ3.5㎜ほど
で、12㎜ぐらいの白い冠毛がある。
フキノトウは、食用として賞味されるほか、昔から薬用
としても利用されてきた。セキ(咳)止めやタン(痰)
切りなどに効果があり、特有の苦味には消化および食欲
促進作用があるとのこと。
分布:本州、四国、九州、沖縄。

北海道や東北地方北部に分布するアキタブキ var.giganteusは、
普通のフキと比べるとすべて大形で、大人の背丈よりも
大きくなる。葉の直径1.5m、葉柄は長さ2mにもなる。
しかし、アキタブキも本州の中部地方やより暖かい地方
で栽培すると、自生地のものほど巨大にはならないという。
岩手県一関市世嬉の一酒造株式会社のホームページ
 http://www.sekinoichi.co.jp/kuramoto/