一関市舞川のエゾタンポポ(蝦夷蒲公英)
2007年4月18日
2007年4/18(水)、一関市舞川峠地区(舞川第18民区中山間組合)の
「かたくり群生地保護地域」にカタクリ(片栗)の花を見に行ったとき、
近くの田んぼの土手に「エゾタンポポ(蝦夷蒲公英)」が咲いていました。
外来種の「セイヨウタンポポ(西洋蒲公英)」に追われて、年々生育領域
を狭めているようで、我が家の近くでは見かけなくなっています。
エゾタンポポ(蝦夷蒲公英)キク科 タンポポ属 Taraxacum hondoense
タンポポ(蒲公英)の花は全体が1つの花のように思えるが、小さな
「舌状花(ぜつじょうか)」が集まってできているので、花びらそれ
ぞれが1つの花。このことは、花をバラバラにしてみると、花びら1つごとに、
雌しべがあることがわかる。ガク(萼)のように見えるのが総包片。
高さは20~30cmになる。
エゾタンポポ(蝦夷蒲公英)をほかのタンポポと見分けるポイントは、
花の下の総包[萼に相当]にある。総包のどれもが反転してなくて、
三角状の突起がないことが特徴である。
セイヨウタンポポ(西洋蒲公英)は、外側の総包片が反転する。
品種に色の淡い「ウスジロエゾタンポポ(薄白蝦夷蒲公英)」、
赤みを帯びる「ベニバナタンポポ(紅花蒲公英)」があるという。
なお、仲間には、関東地方が主分布域の「カントウタンポポ
(関東蒲公英)」、静岡や愛知が主産地の「トウカイタンポポ(
東海蒲公英)」、近畿地方とそれ以西の「カンサイタンポポ
(関西蒲公英)」などがある。
平泉町長島のエゾタンポポ(蝦夷蒲公英)
2006年4月24日
きょう(2006年4/23)は、朝のうちは雲ひとつないような晴天でしたが、だんだんと雲が出てきて、夕方にはすっかり曇ってしまいました。
平泉町長島の長島小学校の土手に「エゾタンポポ(蝦夷蒲公英)」が生えていました。一関でもセイヨウタンポポ(西洋蒲公英)ばかり目立つようになり、エゾタンポポは人があまり行かないような所でしか見ることができなくなりつつあります。
エゾタンポポ(蝦夷蒲公英)キク科 タンポポ属 Taraxacum hondoense
中部地方以北に分布する多年草。東北地方や北海道に多いことから「エゾ(蝦夷)」の名がついたという。
葉はやや肉が厚く、長さ35cm、幅2~8cm。花期は3~5月。葉の間から花茎を伸ばし、濃黄色の頭花を1個つける。花茎は中空で、上部には毛が密生する。頭花は比較的大きく、直径4cmほどあり、舌状花の数も多い。
タンポポの仲間の頭花は舌状花だけで出来ていて、頭花の下部は萼のような総苞に包まれている。総苞の形や大きさはタンポポの仲間を見分けるときのポイントになっている。
エゾタンポポの総苞は長さ2.5cmほどで、外側は幅が広く、内片のほぼ半分の長さで、ふつう「カントウタンポポ」のような突起はない。タンポポの仲間の果実はそう果で、果皮がごく薄いので、まるで種子のように見える。そう果の先はくちばし状に長くのび、その先端に冠毛がついている。
エゾタンポポのそう果は長さ4~5mm。冠毛は長さ5~8mm。
分布:北海道、本州(中部地方以北)
2007年4月18日
2007年4/18(水)、一関市舞川峠地区(舞川第18民区中山間組合)の
「かたくり群生地保護地域」にカタクリ(片栗)の花を見に行ったとき、
近くの田んぼの土手に「エゾタンポポ(蝦夷蒲公英)」が咲いていました。
外来種の「セイヨウタンポポ(西洋蒲公英)」に追われて、年々生育領域
を狭めているようで、我が家の近くでは見かけなくなっています。
エゾタンポポ(蝦夷蒲公英)キク科 タンポポ属 Taraxacum hondoense
タンポポ(蒲公英)の花は全体が1つの花のように思えるが、小さな
「舌状花(ぜつじょうか)」が集まってできているので、花びらそれ
ぞれが1つの花。このことは、花をバラバラにしてみると、花びら1つごとに、
雌しべがあることがわかる。ガク(萼)のように見えるのが総包片。
高さは20~30cmになる。
エゾタンポポ(蝦夷蒲公英)をほかのタンポポと見分けるポイントは、
花の下の総包[萼に相当]にある。総包のどれもが反転してなくて、
三角状の突起がないことが特徴である。
セイヨウタンポポ(西洋蒲公英)は、外側の総包片が反転する。
品種に色の淡い「ウスジロエゾタンポポ(薄白蝦夷蒲公英)」、
赤みを帯びる「ベニバナタンポポ(紅花蒲公英)」があるという。
なお、仲間には、関東地方が主分布域の「カントウタンポポ
(関東蒲公英)」、静岡や愛知が主産地の「トウカイタンポポ(
東海蒲公英)」、近畿地方とそれ以西の「カンサイタンポポ
(関西蒲公英)」などがある。
平泉町長島のエゾタンポポ(蝦夷蒲公英)
2006年4月24日
きょう(2006年4/23)は、朝のうちは雲ひとつないような晴天でしたが、だんだんと雲が出てきて、夕方にはすっかり曇ってしまいました。
平泉町長島の長島小学校の土手に「エゾタンポポ(蝦夷蒲公英)」が生えていました。一関でもセイヨウタンポポ(西洋蒲公英)ばかり目立つようになり、エゾタンポポは人があまり行かないような所でしか見ることができなくなりつつあります。
エゾタンポポ(蝦夷蒲公英)キク科 タンポポ属 Taraxacum hondoense
中部地方以北に分布する多年草。東北地方や北海道に多いことから「エゾ(蝦夷)」の名がついたという。
葉はやや肉が厚く、長さ35cm、幅2~8cm。花期は3~5月。葉の間から花茎を伸ばし、濃黄色の頭花を1個つける。花茎は中空で、上部には毛が密生する。頭花は比較的大きく、直径4cmほどあり、舌状花の数も多い。
タンポポの仲間の頭花は舌状花だけで出来ていて、頭花の下部は萼のような総苞に包まれている。総苞の形や大きさはタンポポの仲間を見分けるときのポイントになっている。
エゾタンポポの総苞は長さ2.5cmほどで、外側は幅が広く、内片のほぼ半分の長さで、ふつう「カントウタンポポ」のような突起はない。タンポポの仲間の果実はそう果で、果皮がごく薄いので、まるで種子のように見える。そう果の先はくちばし状に長くのび、その先端に冠毛がついている。
エゾタンポポのそう果は長さ4~5mm。冠毛は長さ5~8mm。
分布:北海道、本州(中部地方以北)
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