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2月23日、暖かい日が続くので、2月20日に「奥州市」になったばかりの旧・水沢市にある「慶徳公園」に植えてある「マンサク(満作)」が花をつけているのではないかと思って寄ってみました。「シナマンサク」と思われるマンサクが花を咲かせていました。
中国原産のシナマンサクは「花に芳香があり、葉の右半分と左半分の大きさが違い、枯れ葉が花期まで枝に残ることが多い」ということですので、この木は「シナマンサク」と思われます。
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マンサク(満作)マンサク科 マンサク属 Hamamelis japonica
山地に生える落葉小高木だが、花の少ない時期に4枚の花弁が黄色いリボンのようで、ややねじれている面白い形の花を咲かせるので、庭や公園などにもよく植えられている。
高さは6~7mにもなるものがあるというが、ふつう2~5mぐらい。自生種のマンサクの葉は、有柄で互生し、長さ5~11cmの菱形状円形または広卵形で、質厚く、表面にややしわがあり、平行に並んだ脈が目立つ。葉の先はやや三角状に尖り、基部は左右の形が異なる。縁には波状の粗い鋸歯がある。しかし、地域差があり、葉形の違いにより「オオバマンサク(大葉満作)」「マルバマンサク(丸葉満作)」「アテツマンサク」「シナマンサク」などと区別されるという。
花期は2~5月。葉が出る前に4枚の花弁が(1~1.5cm、幅2mmほどの線形)リボンのような黄色い花を、枝にちりばめたように数個ずつ集まって咲かせる。咲きはじめは花びらが縮んで、ねじれる。萼片の内側と雄しべの葯は暗紫色。果実(果)は直径1cmほどの卵状球形。
「マンサク(満作)」という和名の由来には、黄色い花が枝いっぱいに咲くので、「豊年満作」からきたという説と、春一番に花が咲くので「先ず咲く」がなまったという説とがある。(「金縷梅」とも表記するようです。)
分布:北海道(南部)、本州、四国、九州。 なお、北海道西南部から本州の日本海側には「マルバマンサク(丸葉満作)var.obtusata」というのが分布しており、葉がほぼ円形で葉の先が丸いのが特徴だという。