信州の春です
入笠山は昔から知っていたが登る機会がなかった。
登山道の入り口で着替えていると、現地の人らしいかたが上は寒いよーーーと。
さらば残雪が多いのかと、気を入れ直す。買ったばかりのスパッツを忘れてきたよー。
すこし登ると入笠湿原が目の前に広がった。
6月7月は一面花で埋められるそうです。
町の人たちが登山道の補修をやっていた。ゴールデンウィーク直前で湿原の木道のがたを直しているのだ。このあたりで標高1700m、残雪がちらほらでてきました。
座禅草が一面に、水芭蕉を黒くしたような花。葉っぱが出る前に紫色の花だけがポッコリ咲いています。
これは猿おがせ、木に寄生して養分を吸い取ります。とろろ昆布みたいですが食べられません。
猿おがせは南アルプスに多い。
残雪が多くてズボズボだし、下山時が危なっかしいので落ちていた木の枝を杖に。
こりゃ具合がいい。
両手ストックを使うと下山時の膝にくる負担が減る!
登りも足のグリップの代わりをしてくれるので、すいすい登れます。
杖やストックを見直しました。
昔はピッケルを使ったけど、それではオーバーなことがあるので、今にして開眼ですね。
入笠山には大勢登っていたが、すれ違う人に木の枝杖を勧めておきました。
年配者はしっかりした装備でこられているけど、ときたま若いカップルなどは町中スニーカーで残雪の2000mに挑んでいるんだもの、危なっかしくて見ていられたかった。
それでも、木の枝ストックを持てば、玉手箱のようにすいすい上り下りできます。
雪がアイスバーンじゃだめですが、、、。
今日はトレッキングで13kmあたり、往復で3時間といったところ。走ったら2時間を切るでしょう。
正面に八ヶ岳が良く見えました。2000mに満たない山ですが標高感はたっぷり。頂上はやはり寒いので、ランニングウエアーではたまらずに、そそくさと退散。
1955mの頂上は日当りが良いので雪はないが、北斜面にはべったり残雪があります。
左の山塊が八ヶ岳、右が右から千丈ヶ岳、北岳、甲斐駒ヶ岳、鳳凰三山。
木曽や北アルプスはかすんで見えなかった。見晴らしの良い頂上です。