2020台湾紀行5 太平山
太平山と言っても日本人情報が少なく、どこにあるか知らない人が多い。
太平山荘の本館とでも言いましょう。
本館の右手から森の遊歩道への階段が続きます。
その階段を50mほど登ったところに左に雲海珈琲館、右手に食堂がありました。
その上にトイレ棟、さらに上に森林鉄道の駅舎が位置します。
太平山は台湾の東海岸から入った山中です。
秘境のようで、交通が不便だから台湾人だって行った人が少ない。
見所はいくつもあるが、森林と遊歩道とトロッコ列車(森林鉄道)、それと雲海でしょう。
台北から東海岸の宜蘭へは高速道路が通じています。
鉄道でもいけると思う。
高速道路は基隆(東海岸の港)を通らないで直接に宜蘭へ通じています。
高速道路は千と千尋の物語で有名な九份や、人気のローカル線の平渓線を迂回していきます。
台北から宜蘭は高速道路で1時間強です。
実際に目指す町は宜蘭の先の羅東で、そこから三星(ネギ産地)を目指して西へ山に向かいます。
そこからは車があると便利ですね〜〜〜。
太平山行きの公共交通は、私が知っている限りバスが1日に1本です。
私らは台湾の友人(ジミーさん)の車で案内してもらいました。
レンタカーの運転は台湾の大都市では、私は怖くて乗れません。
でも、宜蘭や羅東からだったら運転してもいいかな〜〜〜。
右ハンドルと、あの台湾都市の雑踏は私は敬遠しますだ〜〜〜。
羅東からつづら折れの道を2時間走ると、太平山の山荘に着きました。
つづら折れは、日本で有名な日光のいろは坂以上でしょうね。
何しろ海抜ゼロから2000mあたりまで登りますから。
駐車場は太平山荘直下以外にもありそうです。
予備の駐車場があるというのは、季節によっては大混雑するからでしょう。
ここまでは大型バスは入ってこれません。
右手のポール先端に温度計がありましたが、9℃を表示していました。
日本よりは暖かいが、おおよそ暖房を考えていない国なので、、、建物の中に入っても肌寒い!
そう言えば阿里山の高原ホテル(標高2500mぐらい)にも真冬でも暖房がなく、雨がちなので肌寒かった。きっと暖房という概念がないのだろう。
雪にはギリギリならなかった。
太平山の翠峰山荘の夜明けには、路面が凍っていた。
観光客(ハイカー)はちょぼちょぼだった。
右の車が止まっているところから、天まで登る階段が始まります。
脚力や心肺機能が弱かったら辛い登りだろうなーーー。
台湾は日本の九州ほどの面積に3千メートル級の山が164座あるそうです。
ちなみに日本には3000m峰は23座(カウントによる)なので、いかに山また山かわかろうというもの。
宿泊先の翠峰山荘から翌朝見た山々は3800m〜3500mもあるそうだ。
富士山より高い山がゴロゴロしています。
ただ、山脈なので富士山のような独立峰じゃない。
台湾の山ランキング
http://taiwan-trip-info.seesaa.net/article/438289536.html
こんな階段を上っていくと、遊歩道に出ます。
地図では太平山荘からは4本の遊歩道が確認できます。
どれもこれも良く整備されています。
短いですが森林鉄道(トロッコ列車)は階段の途中に駅舎がありました。
その辺りにトイレと雲海珈琲館、食堂、ロッジがかたまってあります。
時刻表です。
1時間毎の運行のようです。
私が行った時は、この森林列車はがけ崩れか何かで運行していなかった。
阿里山森林列車も長く不通のままでしたから、、、いかにすごい所に線路を敷いたものだということ。
プラットホームで列車が試運転していたので、急いで駆けつけたが間に合わなかった。
この建物が駅舎です。手前に券売所があるけど、この日は森林鉄道が動いていなかったのでクローズだった。
崩崩線という名前からして、、、危うい崖ぷちを走っているんだろう。
時刻表がありました。
太平山駅→茂興駅 茂興駅→太平山駅
7:30 9:00
8:30 10:00
9:30 11:00
10:30 12:00
11:30 13:00
12:30 14:00
13:30 15:00
14:30 16:00
だった。
運賃は一般人は180元=720円
台湾の交通機関にしては料金が高い。
基本的に台湾の交通費は日本よりはるかに安い!
階段を登っていくと、たぶん30分ぐらいかかると思うが、階段の出口にお寺があって、そこから幾つかの森林遊歩道に分かれていた。
これは下山中の歩道です。
木の歩道なので濡れていると滑りやすい。
ほぼ、ここが森林歩道のスタート。
鹿児島の屋久島の白谷雲水峡に似ています。
白谷雲水峡はこんな木の歩道じゃありませんが、こちらの木の歩道のよく滑ること。
油断した、、、山家と言っていいほどの私がすってんころりしました。
普通、私は木の根っこにつまずいても、何かに滑っても転ぶことは、バランスが良いのでないのですが、この時は尻餅をついた。
ゆっくりいくんですな〜〜〜。
この日も雨でしたが、よっぽど雨量が多いのでしょう、苔の生え具合は半端じゃない。
倒木だろうが生きている木だろうが、苔だらけです。
幽玄の世界ですね。
ガスっていたし〜〜〜。
森林ハイキングから戻ってきて体が冷えたので、喫茶に入りました。
雲海珈琲館で大きな建物ですがシーズン中は混雑するのだろう。
入り口カウンターで先に注文してお金を払って、呼ベルをもらって待ちます。
左のガラス張りのところがテラスになっているので気持ちが良い。
雲海も何も見えなかったが、さぞかし晴れたら見晴らしが良いのだろう。
この太平山荘の手前にある森林鉄道跡が「見晴懐古道」と呼ばれていますから!
古い写真がありました。
コーヒーがなみなみと注がれていました。
実はコーヒーチケット割引券を宿泊した宿と、お隣でお食事した時にもらったので、それじゃすぐに行こうということになった。
それで2度も雲海珈琲館に立ち寄りました。
良く考えられたサービスです。
こんなところは台湾らしく木目が細かい、日本には皆無なサービスです。
日本が今になって観光立国と言っているが、ずいぶん足りないところがあります。
無神経と思えるくらいですよーーー日本のおもてなしは!
少し休みたいな、いっぷくしたいな、と思った時に割引券が手にあるのだもの。
他を見て、他の良い所を学ばなきゃ。
このままじゃ「日本は井の中の蛙」「ガラパゴス国」に一直線です。
雲海珈琲館は席が混雑していることがあるので、先に良い席を確保するとよい。
太平山荘でいただいたカードです。
羅東から入り三星を通り土場から山岳道路に入ります。
光星はネギの産地で、台湾では他の地域のネギの3倍以上の値段がするという。
ここのネギ餅が美味しいですよーーー。
街中で売っていました。
帰りは鳩之澤に温泉がありますので、ぜひ入浴してきてください。
そうそう、そこは裸入浴と水着入浴と分かれていますから注意です。入浴施設自体が違うし離れています。中国語がわからないので戸惑いました。裸入浴館は水着入浴館の100m~200m先にあった。
太平山の見所一覧です。
太平山食堂の住所は(もしかして太平山荘と雲海珈琲館と同じかもしれない)。
宜蘭県大同郷太平村
太平山荘(台湾語のホームページ)
https://tps.forest.gov.tw/TPSWeb/wSite/mp
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