音楽家ピアニスト瀬川玄「ひたすら音楽」

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◆ブラームス後期《Cl.ソナタop.120-2》~ベートーヴェン後期作品を継ぐ

2008年08月15日 | ブラームス Johannes Brahms
ブラームス後期の作、 《クラリネット・ソナタ 変ホ長調 op.120-2》を譜読みしているのですが、 読み進むにつれて、「やはり」 ブラームスが、彼が目指したベートーヴェンが 生涯をかけて目指したものだったという軌跡を 見ることが出来るような気がしました。 いや、この頃(後期)のブラームスにとっては、 もはや「ベートーヴェンの後継者かどうか」ということは 大事な問題ではなかったしょう。すでにブ . . . 本文を読む
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◆勇ましさが無性にかなしく聴こえた ― Brahms《Rhapsodie op.119-4》

2008年03月15日 | ブラームス Johannes Brahms
ブラームスの最後のピアノ独奏曲、 《ピアノ曲集Klavierstuecke op.119》 ピアニストとしても腕が堪能なブラームス、 きっと彼自身にとっても少なからぬ思い入れのある楽器であろう ピアノという楽器の「独奏曲」というジャンル、 それをしめる(閉める)のが、この曲集最後の曲、 《狂詩曲Rhapsodie 変ホ長調Es-Dur op.119-4》 となるわけです。 この「変ホ長調E . . . 本文を読む
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◆ブラームスが「dolce」と書いたとき

2007年10月21日 | ブラームス Johannes Brahms
dolce(ドルチェ) という表示記号は、 クラシック音楽の楽譜でよく出てくるとものです。 イタリア語のこの言葉の意味は、 「甘い、甘美な、優しい、柔らかい」 といった意味を持つようです。 一見、この「dolce」という指示が楽譜にありますと、 甘く、優しく演奏しなければならない、と つい音量を「弱く」演奏したくなるかもしれませんが、 そこには大きな落とし穴があるというのです。 そこで、こ . . . 本文を読む
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