音楽家ピアニスト瀬川玄「ひたすら音楽」

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逐語訳文;ドビュッシー作曲《En Sourdineひそやかに(艶めかなる宴I)》ヴェルレーヌ詩

2018年08月08日 | ドビュッシー Claude Debussy

En Sourdine
ひそやかに

Calmes dans le demi-jour
静けさの中は半日(夕)
Que les branches hautes font,
それは枝達の高さによる、
Pénétrons bien notre amour
染み込ませんはよき我らの恋
De ce silence profond.
この沈黙の深さ。

Fondons nos âmes,nos coeurs
溶けるは我らの魂、我らの心
Et nos sens extasiés,
そして我らの恍惚、
Parmi les vagues langueurs
包まれるはぼんやりとして物憂げな
Des pins et des arbousiers.
松の木そしてヤマモモ

Ferme tes yeux à demi,
閉じるは君の眼を半分、
Croise tes bras sur ton sein,
組むは君の腕を上に君の胸の、
Et de ton coeur endormi
そして君の心のまどろみ
Chasse à jamais tout dessein.
追い払うは永久に全ての意図を。

Laissons-nous persuader
解き放たんは我らの口説き
Au souffle berceur et doux
吐息は子守歌そして甘く
Qui vient,à tes pieds,rider
それ来る、君の足元、皺ばむ
Les ondes des gazons roux.
波打つ芝生はあずき色

Et quand,solennel,le soir
そしてその時、おごそか、夕暮れ
Des chênes noirs tombera
カシの木々が黒々と降りてくるなら
Voix de notre désespoir,
見るは我らの失望、
Le rossignol chantera.
ナイチンゲールが歌うなら。







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