ジョセフ・レヴィーン著 『ピアノ奏法の基礎』(中村菊子訳)より抜粋
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まず美しい音とはどのような音かというイメージを
頭の中に持たなければならない。
ある人は生まれつき音に対して優れた感覚を持っている。
その人たちは言われなくても美しい音とはどんな音かを知っている。
それはちょうど、バランスのとれた趣味の良い
色彩感覚を持って生まれた人のようなものだ。
君が、もし音に対してそのような
鋭い感覚を持ちあわせているのなら運がいい。
しかし、
もし君がそれを持ちあわせていないとしても、
決して失望する必要はない。
誰でも、絶えざる努力と、
美しい音のピアニストの演奏を注意深く聴くことにより、
音に対する感覚を発達させることは可能だからだ。
私は、汚い耳ざわりのする音でひいていた生徒が、
終始努力した結果、
すばらしい音を出すようになった例をたくさん知っている。
しかし、君が、美しい音に対して本当に鈍感であるのなら、
ほとんど望みはないと言えよう。
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まず美しい音とはどのような音かというイメージを
頭の中に持たなければならない。
ある人は生まれつき音に対して優れた感覚を持っている。
その人たちは言われなくても美しい音とはどんな音かを知っている。
それはちょうど、バランスのとれた趣味の良い
色彩感覚を持って生まれた人のようなものだ。
君が、もし音に対してそのような
鋭い感覚を持ちあわせているのなら運がいい。
しかし、
もし君がそれを持ちあわせていないとしても、
決して失望する必要はない。
誰でも、絶えざる努力と、
美しい音のピアニストの演奏を注意深く聴くことにより、
音に対する感覚を発達させることは可能だからだ。
私は、汚い耳ざわりのする音でひいていた生徒が、
終始努力した結果、
すばらしい音を出すようになった例をたくさん知っている。
しかし、君が、美しい音に対して本当に鈍感であるのなら、
ほとんど望みはないと言えよう。
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