音楽家ピアニスト瀬川玄「ひたすら音楽」

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◆マリア・ジョアオ・ピリスさんのワークショップ

2007年11月06日 | 音楽(一般)
貴重な経験、大収穫の日でした。

マリア・ジョアオ・ピリスさんのワークショップに
参加させていただいたのですが、
その収穫は大。ちょっと、興奮気味に
パソコンのキーボードを思うがままに打ち込んでみたいのですが・・・



ワークショップは、身体の使いについて始まりました。
背中をのけぞらせ、そして丸めて収縮して、
それを二回繰り返し、普通のポジションに
リラックスして落ち着く・・・

身体の隅々まで、細胞のひとつひとつが
自身であることを認識する、それを
感じること・習うことから
ワークショップは始まったといえましょうか。



身体



しばらく以前から、自分自身にとって
音楽するという行為を、
「知識」「身体」「感性」
という三つの部分の相互作用だと
考え・思うようになってきたのでですが、
今回のピリスさんのワークショップに参加して得たもの
(自分にとっての大収穫)は、
「身体」というものについての、より親密で濃く奥の深い
探求の可能性ということでした。


●上半身を脱力しながら、下半身には緊張感のある状態を
意識するエクササイズ、
●赤子を上手に抱くことが、
緊張でもない=緩和でもない=理想的な身体の状態となる、
それを疑似体験してみようというエクササイズ(ピリスさん自身、
以前は本当の赤ん坊を抱いて、大勢のピアニストの前で、
身体を自由自在に扱ってみせるエクササイズを
実演したことがあると笑いながら言っていました)


どのエクササイズも、身体というものを
いかに知り・感じ・扱えるようになるか、
それを鍛錬するためのもののようでした。


ピアノという楽器に向かい合う以上、必然である
「身体」というもの。
これに対する意識を、大いにAwake(目覚め)させられた
充実のワークショップでした。


マリア・ジョアオ・ピリスさん
すっっっっっごい人です!!




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