音楽家ピアニスト瀬川玄「ひたすら音楽」

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8月9日(土)のつぶやき

2014年08月10日 | ◆一言◆

69年前の今日、たった一発の爆弾が、7万人以上の命を奪った・・・こんなことがどうしてあってよいのだろう・・・合掌


数百年の伝統の上に成り立つクラシック音楽の真髄は、協和音の整えられた和声的な動きの中に、いかに魅力的な不協和音がスパイスとして効いているか!?、このあたりにあるような気がしてきました。協和音と不協和音を駆使した音芸術であることを、一生を通じて追求したいです


協和音の整然とした和声の流れ。不協和音の醸し出すスパイス。どちらも、魅力的。相反する二つの事象は、ともに魅力を有している!? しかし、敢えて言うなら、協和音が音楽の基本にあるからこそ、不協和音は魅力を発揮できるのでは?すなわち不協和音は基本にならない!?

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不協和音を追求し過ぎた現代音楽(←協和音を追放しようとまでしている!?)が、普通の人々に受け入れられていないのは然るべきことなのかもしれません。せっかく音楽しているのに、不協和音を基本にしては魅力に乏しい!? だって不協和音は我々の生活する其処ら中にあるんだから!


そう、我々の生活する空間にある音は、そのほとんどが不協和音。なのでその中から純粋な協和音が聴こえた時は、満足感が得られる!? だから、音で楽しむ音楽の存在の基本として、普通ではなかなか楽しめない協和音を求める姿勢は、至極もっともことではないだろうか!?

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だからといって、協和音ばかりを並べた抗菌コート!?のような音楽ばかりに触れていると、徐々に刺激不足!?の退屈感に見舞われてくるのかも!? 人間の感覚とはなんと勝手!?(笑) その時、適所にちりばめられた不協和音は、音楽的魅力を増幅させる力を持つことになるようです


不協和音を基本としようとする現代音楽の価値を敢えてあげるなら、高度な音楽的知識を駆使して、今までに無い新しい何かを表現しようとする人間の「創作意欲」に、感銘を受けることが出来るのかもしれません。いやはや、あまりに難解な音楽は簡単には楽しめません!


難解な音楽を理解し、感受できる力を有することは、音楽的な世界の拡大と言えるでしょう。しかしその際、シンプルな音楽の持つ魅力を感受できなくなってしまうようでは、音楽観の狭まりということになってしまうのでは!? これでは音楽を楽しむにあたっての本末転倒!?


「難しいものを解読できればよい」「新しいものを発見できればよい」という価値観は、絶対的なものではないと思います。それは数ある価値観の一部に過ぎない。「シンプルなものの魅力」という価値観だってあるのですから!


私は《ソナチネ》や、子供用と言われる《小曲》などの良く出来たものを目の前にする時、音楽としてのシンプルな魅力を楽しんでいます!和声の有する音楽的魅力の原石がちりばめられているような《小曲》は、人類の素晴らしい財産ではないでしょうか!

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シンプルな楽曲を楽しむとともに、難解な音楽の有する深い魅力も、専門家としては勉強したいものです。難解な中にもシンプルな魅力を見出だすことが少なからずあるようにも思えるのですが!


シンプルな音楽、難解な音楽、どちらも、よく出来たものであれば、音楽としての魅力には事欠かないということでしょうか。


世の中には残念ながら・・・よく出来ていない音楽というものも存在しているようです・・・ 好き嫌いという判断基準ではなく、音楽そのものとして、その出来・不出来を判断できる力を有することは、これも専門家としての仕事でしょうか?


不用意に改竄された《エリーゼのために》などの楽譜を見ると、天才ベートーヴェンの手による楽曲であるはずが、酷く「不出来な音楽」となってしまうことも有り得るのです! 作者ベートーヴェンの天才性を損なわせるような改竄は・・・決して好ましいことではありません。

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音楽そのものの魅力、出来・不出来を見極めたい、とは言いながらも、決して簡単なことではないでしょう・・・ その判断基準となる真理の一端を掴めた!?ような気がすることもありますが、油断は大敵・・・常に慎重を心掛けねば、きっと痛い目をみる。正に謙虚であらねば!?


「初心に帰れ」とは、能の大家、世阿弥が残した言葉ではなかったでしょうか


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