音楽家ピアニスト瀬川玄「ひたすら音楽」

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◆ジャズピアノとバロック音楽通奏低音

2010年01月13日 | ◆一言◆
私はクラシックのピアノ弾きです。

だけど、バロック音楽(クラシック音楽のジャンルにおけるちょっと古めの時期のレパートリーといえましょうか?)の
「数字付き通奏低音(G.B.ゲネラルバス)」
の演奏に関しては、全く得意とはしていません・・・

そしてきっと私だけでなく、
多くのクラシック音楽のピアノを弾く方々が、
同じような状態にあるのではと推察されます・・・

なぜなら、
「数字付き通奏低音」は、
左手のバス(低音部)にのせて、
右手は、楽譜に書かれた数字により指示された和音の種類に則った上で、
奏者の自由な意思・感性で
即興的に演奏することが求められているからです。

ゆえに、
楽譜に記された音譜を追うことがメインの
我々クラシック音楽のピアノ弾きにとっては、
「即興で演奏する」ことは、なんとも不慣れなところなのです・・・
これは弱点・・・?

それはさておき、
もう一度「通奏低音」について簡単に言いますと、
「バス・低音」が決められていて、
その低音に合った「コード」が決められていて、
あとは弾き手の自由ということなのです。


そう、キーワードは「コード」


これは確か、ジャズの世界で使われ始めた音楽用語なのではないでしょうか?

そして、ふと思ったのは、
ジャズに長けるピアノ弾きの人達だったら、
バロック音楽の数字付き通奏低音は、
もしかするといとも簡単に弾きこなしてしまうのではないかしら!?

と思ったのです。

複雑なジャズのコードには、
「9」「11」「13」といった不協和音がわんさか出てきて、
私のようなクラシックのピアノ弾きにとっては、もうお手上げ状態!?

それに比べたら、
バロック音楽におけるコードは、
「6」や「46」や「7」「2」、せいぜい「9」など・・・


ジャズの方々・・・いかがでしょうか?







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