音楽家ピアニスト瀬川玄「ひたすら音楽」

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◆音楽演奏においても「先んずればなんとやら」!?

2010年03月06日 | ◆一言◆
先日、
指揮の極意なるものについて考え、書いてみましたが、
http://blog.goo.ne.jp/pianist-gensegawa/e/d3d9052cb65b0c957dd9b31860e6e1c6
先程、ふと、それに適した我々皆良く知る慣用句が思い出されました。
それは



「先んずれば人を制す」



ちょっと先回りして、前もって、演奏中の音楽を捉えようとする心掛け。

そしてそれは、指揮者に限らない全ての演奏においても活用できるのではないかしら、
と考えたのは、前回ご紹介した通りです。


この効果、
先日の鎌倉でのコンサートで試してみたところ、
なんとも大きな手応えを感じることが出来たような気がしました。
もしかすると共演者にもその手応えは通じたかも!?と期待されます・・・

とはいえ、
この「先んずれば人を制す」奏法は非常な集中力を要するようで、
あるいは、
練習がしっかり出来ていないと、本番の演奏では必要な余裕が無く、
その力を存分には発揮できないなど、常に成功するとは限らない
油断大敵な代物のよう・・・(ちゃっかり言い訳)

でも、なんか、結構いい線いけそうな気がしていて、
ちょっと興奮を覚える今日この頃なのです!!




追記:
個人的には「人を制す」という言葉は
あまり好きではありませんが、
支配欲等といったものではない
自然界の一部としての「人」として捉えるなら、
それを「制する」術を会得することは
あながち悪い気ばかりするものでもないと
思いたいところです・・・











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