音楽家ピアニスト瀬川玄「ひたすら音楽」

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2月19日(水)のつぶやき

2014年02月20日 | ◆一言◆

人間、全てが分かるということはできないだろう・・・しかし、全てが分からないというわけでもない。分かることもある。せめて分かったことを着実に蓄積させていくことが出来れば、充実の人生となる!?


最近、ずっと「分からない」と思って諦めていたことの「理由」が見付かった気がして、お釈迦様のいう「因果応報」という言葉が思い出されました。これは、曖昧な運命論的な考え方ではなく、実は、実に科学的な意味合いを含んでいるのでは!?と思いました。「物事には理由がある」と。


自分のピアノ演奏において、10年以上(もしかするともっと以前から懐胎していた!?)かかえてきた問題の一端が見付かったかもしれない・・・ 物事うまくいかないのは理由がある!? うまくいくも理由がある!? とても合理主義的な感じですが・・・それを実感している最中です・・・「因果」を。


かといって、「因果応報」と聞いて普通に思われる運命論的な神秘性を、完全に否定することも出来ないようにも思われました。例えば、偶然か!?必然か!?知人と出会い、「見えない力に引っ張られて」のような体験をすることが時々ありませんか?不思議なことが人生にはあるものです・・・


とはいえ、不思議なことというのは、今日の人類がまだ解明できていないだけで、実際には理由があるのかも・・・?我々の周囲は「ダークマター」と総括して呼ばれる「未知の物質」に満ちているのだそうですから・・・分からないことだらけ(笑)でも、ちょっとは分かることも、ある


病気にも、理由がある・・・ 避けられようがない(例えば遺伝性によるものとか?)ものは仕様がないけれど、避けられるものであれば、避けるのが賢明な生き方!? 何を避けるのか判断するのは難かしいですが・・・避けすぎ(必要なことを避けるとか)てもいけなさそうだし!


報道されるものは、それこそが真実のように見える力を持っているようです・・・(少なくとも私にはまだそう映ってします!)しかし、それだけが唯一の真実ではないであろうこと(疑ってばかりでもなく!)を分かっている器の広さが欲しくなってきた・・・


「報道」ないし「批評」の中に、有意義な「真実のかけら」があるとき、それは価値あるものとなる・・・?


「真実のかけら」とやらは、そこら中に転がっているようでもありますが!(笑)


・・・あれ・・・ ピアノ演奏においては、「指を上げる」という動作・筋肉は必要ない!? 使っているのは「指を押し下げる(=「掴む」のと同じ向き)」という動作のみで、弾き終わったら「その力を抜く(=脱力)」だけ・・・これが巧くいけば、指を跳ね上げる必要は・・・皆無!?

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「慢心」の危険は、うまくいっている時はよいけれど、心に少しでも負い目をおった時、身体は硬直し、うまくいかなくなる・・・ すると成功は崩れ始める・・・?


無意識の身体の硬直・・・ これが人の為す物事の多くを阻害している!?


「慢心」を、一概に悪いこととは言えない? 「自信満々」で、見事に成す人がいるから! しかし、危険は隣り合わせであることを、ちょっと思ったのでした。危険をも凌駕し成功させるなら「天晴れ!」といったところでしょうか!?


「本当の自信」と「嘘の自信・頼りない自信」の差は、心に負い目があるかないか!? 「確かな自信」であれば、簡単に崩れることは無いでしょうか。身体が変に硬直することもなく、いつも通りに事を成すことに集中すればよいのだから?


「為すべき事を為す」、これに尽きる? 「為すべき事」が何かを知らなければならないけれど・・・ それを、無心に?慢心に?これは、緊張しなければ、もうどちらでもよい!? ・・・すっかり「慢心を否」とする考えから離れてしまいましたでしょうか・・・?


かといって、慢心がなければいけない、というわけでもないでしょう。慢心には危険がつきもの(憑き物!?)なのは分かってきましたから・・・ 無い方が無難!? では、もう一方の「無心」に危険は無い?・・・とも言えないかもしれず!?これも考察に値する問題でしょうか


ピアニストのスヴャトスラフ・リヒテル氏は、無心になるヨガを避けたそうです・・・「芸術家が無心になってはいけない!」とのこと・・・ 一理ある!?


「自然に」とは、余分な力が入っていない、ということ?


「使い(弾き)終わった指」の脱力がうまくいっている時は、指の腹で、鍵盤が自然に上がってくる感触を確かめられる時・・・。まるで、鍵盤が自分の指を押し戻してくれるような!? この時、指と楽器とは一体化してるといえる!? 理想の状態!?

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ピアノ演奏における「各指の独立」とは、使っていない指が脱力できているということ!?


ひとつの指を動かす際に他の指がつられて動くようでは、指の独立は出来ていないということに・・・しかし!これ危険な判断の仕方!?と思われる・・・使っていない他の指が動かないよう「力んで動かなくして」いたら、それは真の脱力では無い・・・


ピアノ指導者の難しい点は、他人が脱力を出来ているかいないかを見定めること・・・ 一見して、余分な力が入っているかいないかを見抜くことは、簡単なことではなさそう・・・ それとも・・・常に気を付けていたら、すぐ判るようになる!?


「動きにくい!」と思われた指を、無理に・力んで動かそうとすると、その時はよくても、後々(・・・数年・数十年後!?)になって「力む・硬直する癖」となって、悪影響を及ぼす怖れあり・・・!? 「動きにくい」指の周辺に余分な硬直があれば、それを取り除くことが先決!?


「使い(弾き)終わった指の脱力による鍵盤の戻る感触の感知」を磨くには、青柳いづみこ流「音を出さず弾く鍵盤を一遍に押さえておいて、弾く順番に放していく練習」が効きそう。鍵盤を押さえてある指を放すと「カクッ」という音がしながら、鍵盤の自然に上がってくる感触を確かめることができるかも


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