音楽家ピアニスト瀬川玄「ひたすら音楽」

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◆《ディアベリ変奏曲》とファーストコンタクト

2007年05月17日 | ベートーヴェン Beethoven
ベートーヴェン、これが本当の最後のピアノ独奏曲の大曲、
《ディアベリのワルツによる33の変奏曲op.120
33 Veraenderungen ueber einen Walzer von A.Diabelli op.120》
通称《ディアベリ変奏曲》の譜読みをしました。


「集大成」


そんな言葉があてはまりましょうか。
後期のピアノソナタ群、具体的には
《op.101》《op.106》《op.109》《op.110》《op.111》がそれぞれ
ところどころに顔を出しているように思われたのでした。

この《ディアベリ変奏曲》を通して
ベートーヴェンの後期のピアノ作品群の密接なつながりが
より一層見えてくるとしたら、それは非常に興味深く
大事な勉強ということになります。

ひとつの作品を紐解くことで、他の作品の
理解力・共感力も深まることになるとすれば、
この大作《ディアベリ変奏曲》を密に勉強することによって
すでに勉強をしている《ピアノソナタ》達の
新たな面・さらなる明瞭な姿が見えてくるかもしれない!!


もしかして・・・不滅の恋人の姿?

「天の殿堂」を夢見た、その形を現しているのか?


そんな予感がした《ディアベリ変奏曲》との
ファーストコンタクトだったのでした。


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