幕末の長州藩士、高杉晋作の辞世の句であると今日知りました。
おもしろきこともなき世をおもしろく
へぇ・・・・「おもしろ」・・・。
「おもしろ」という言葉を聞くと思い出しますのは、
室町時代の能の始祖、世阿弥の『風姿花伝』にある言葉です。
(正確には世阿弥の父観阿弥が始祖と言ったほうがよいのかもしれませんが)
このおもしろと見るは、花なるべし
『風姿花伝』より「第五 奥儀に云ふ」にある一文です。
能という芸術の世界において、「花」を会得することは、
その道を極めるに当たっての目標のようなものと
いってよいでしょうか。そしてそれは能だけに限らず、
あらゆる芸術活動、はてはあらゆる人間活動にも当てはまる
のではないかと、考えを広めてみることも不可能では
ないかもしれません。
では、いったいその「花」とは何か?
これを世阿弥は、『風姿花伝』のところどころに
絶妙微妙な言葉を用いて言及するのですが、
この「花」が「おもしろ」という言葉と結ばれるというのは、
言葉は単純ではあるけれど、なんとも奥の深い真理のように
思われるのです。おもしろい!!
で、
高杉晋作という一人の天才(そう言っても過言ではないでしょうか)
彼が29歳という若さでその短くも波乱に富んだ人生を終えるとき、
「おもしろ」という言葉を使ったという事実があるのであれば・・・
高杉晋作の言葉によれば、
「おもしろきことなき」でありながらも、
「おもしろく」
矛盾しているようですが、それは真理なのかもしれません。
「色即是空 空即是色」
この言葉が重なりましょうか。
世の中、
面白くないこともたくさんあります。
でも、
面白いことだってたくさんあります。
そういうことでしょうか・・・
いやはや、
「おもしろ」ということは、含蓄が深いですね。
ちなみに、
自分の職業に結び付けさせていただくと、
西洋クラシック音楽というジャンル、
なかなか・・・・「おもしろ」い世界であることを、
日本中に、そして世界中にさらにさらに広めていくのが
自分の仕事なのかな、なぞと、いつの日からか考えるようになりました。
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おもしろきこともなき世をおもしろく
へぇ・・・・「おもしろ」・・・。
「おもしろ」という言葉を聞くと思い出しますのは、
室町時代の能の始祖、世阿弥の『風姿花伝』にある言葉です。
(正確には世阿弥の父観阿弥が始祖と言ったほうがよいのかもしれませんが)
このおもしろと見るは、花なるべし
『風姿花伝』より「第五 奥儀に云ふ」にある一文です。
能という芸術の世界において、「花」を会得することは、
その道を極めるに当たっての目標のようなものと
いってよいでしょうか。そしてそれは能だけに限らず、
あらゆる芸術活動、はてはあらゆる人間活動にも当てはまる
のではないかと、考えを広めてみることも不可能では
ないかもしれません。
では、いったいその「花」とは何か?
これを世阿弥は、『風姿花伝』のところどころに
絶妙微妙な言葉を用いて言及するのですが、
この「花」が「おもしろ」という言葉と結ばれるというのは、
言葉は単純ではあるけれど、なんとも奥の深い真理のように
思われるのです。おもしろい!!
で、
高杉晋作という一人の天才(そう言っても過言ではないでしょうか)
彼が29歳という若さでその短くも波乱に富んだ人生を終えるとき、
「おもしろ」という言葉を使ったという事実があるのであれば・・・
高杉晋作の言葉によれば、
「おもしろきことなき」でありながらも、
「おもしろく」
矛盾しているようですが、それは真理なのかもしれません。
「色即是空 空即是色」
この言葉が重なりましょうか。
世の中、
面白くないこともたくさんあります。
でも、
面白いことだってたくさんあります。
そういうことでしょうか・・・
いやはや、
「おもしろ」ということは、含蓄が深いですね。
ちなみに、
自分の職業に結び付けさせていただくと、
西洋クラシック音楽というジャンル、
なかなか・・・・「おもしろ」い世界であることを、
日本中に、そして世界中にさらにさらに広めていくのが
自分の仕事なのかな、なぞと、いつの日からか考えるようになりました。
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