音楽家ピアニスト瀬川玄「ひたすら音楽」

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◆B. 最後のソナタ《op.111》は「テンポ=44」で

2008年05月08日 | 《32番op.111》
「4」という数字は、日本語では
時に敬遠されるものです。言うまでもなく、
これは「死」という言葉と
韻が同じだから・・・


今、ふと、
ベートーヴェン最後のピアノソナタ《op.111》の終楽章を弾きながら、
この音楽のテンポを確かめるよう、
メトロノームを使って弾いてみたところ・・・



テンポ=44


という速度がちょうどいいように感じました。


この音楽は、昇天の音楽でしょう。
すなわち、死ということ。
安らかな死、そして、
あちらの世界の人たちに再びめぐり合える奇跡。



これとクラシック音楽がどう関係あるかは分かりませんが、
それでも、音楽を享受するのは我々人間なのであって、
語呂合わせにしろ、偶然の一致にしろ、何にしろ、
このテンポはゆっくりと(Adagio molto)心地良いものです。


44


是非とも、このテンポを身体に染み込ませて
演奏したいものです、そんなことを思ったのでした。




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