音楽家ピアニスト瀬川玄「ひたすら音楽」

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◆「下降音階」のメロディーが好きなシューマン

2008年11月22日 | シューマンRobert Schumann
ドイツ・ロマンティックを代表する大作曲家の一人、
Robert Shumann ロベルト・シューマン



ふと、思いついた(思い出した)のですが、
シューマンの名曲の数々には、
あるひとつの特徴があるようです。


それは、
メロディー始まってすぐの
「下降音階」


例えば、
《Fantasie幻想曲 C-Dur op.17》の冒頭のメロディー


《ピアノソナタ第2番 f-moll op.14》の冒頭のメロディー


《ピアノソナタ第3番 g-moll op.22》の冒頭のメロディー


そしてさらには、
《ピアノ協奏曲 a-moll op.54》の冒頭のメロディー





どれもこれも、
下降音階から始まるメロディー・テーマばかりです。


・・・ロマンの感性に生きたと言われるシューマンにとって、
この下降音階は、一体どのような意味を持つものなのでしょう・・・


それは、長い溜息のようでもあり・・・
あるいは、愛するクララを呼ぶ声のようでもあり・・・?


このシューマンの音楽に多く見られる「下降音階」には、
実に「ロマンティック」な幾多の情感が
秘められているのかもしれません・・・



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