「雨のち晴れ」、人生いっつも雨が降っているわけではない、きっと必ずいつかまた晴れるはず。そう思って生きる希望を!? (ドビュッシー《雨の庭》を練習しながら)
ドビュッシー作曲《カノープ》は、間違いなく古代エジプトの壺だと思います。カノープは、ミイラ作りのために内臓を納める壺で、壺4つで1セットとのこと。そしてドビュッシーの音楽に目をやると・・・冒頭は見事に4声の和音が連続しています!まるでカノープがしゃべっているかのよう!?
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《カノープ》は、ドビュッシー後期に近い頃に書かれている作品・・・この前後を境に、ドビュッシーの書く音楽からは「死生観」がただよってくるよう、私には思われてなりません・・・どの多くの作曲家もそうですが、後期の作品からは、甘く美しい死の薫りがすることが・・・多い?
ドビュッシー全曲演奏の本番の日が近付いてきますが、うまく出来るのかどうか、心配が無いわけではない・・・でもそれよりも、一人の作曲家(人間)の一生を目の当たりにする、その大目標に最大限の注意を払ってみたいと、今一度自分に言い聞かせたく思います
とはいえもちろん!全体を成功させるためには、1曲づつそれぞれの精細な積み重ねがあってこそ、全体が形を現すようにも思われ。気を抜くところは、ないでしょう・・・(抜こうなぞとは思いませんが!)