ギロック作曲《叙情小曲集、13番》より
昨日の「音価」に関する呟きに引き続き、
また別の作品でも同じような問題が発覚・・・
この場合、左右の手は同じ動き・同じ音色で奏しているもの。
しかし左手は、
1拍目にあるバスを弾かねばならず、
4拍目を音価通り延ばしておくことは不可能・・・
しかし右手は、
次の小節の休符まで音を延ばしておくことは可能。
さて・・・ここで、
右手は四分音符をしっかり延ばしておいて、
左手は途中ではなす(=左右が違う)と・・・
同じような役割を務めるであろう左右の音色が、
(ペダルを踏み続けているゆえに音の長さには関係ないように思われても)
やっぱりなんだか揃わないような気がしました!!
音価をしっかり記譜通りに延ばしておく注意は、
伝統的なクラシック音楽のよい演奏を目指す上で、
とっても重要なコツ・・・
だけど、
時と場合によって、音価の延ばしよりも優先すべきことがあるなら、
音価へのこだわりを引っ込める場合も必要なのでしょう。
考え方、柔軟にいかないと!!(笑)
♪