この話題は、今日で最後にします。
ほぼ予想通りの人選で、唯一久保が巻に代わったのが、
所謂サプライズ。
しかしこれは、ジーコの本心ではないと推測する。
もともと不思議な人選をするジーコ、ここにきて周り
は一気に喧しくなってきた。
つまり世論は巻をどうして入れないんだ、と。
下手をすると、ドイツへ行く前からジーコ批判に火が
つきそう。
ただでさえしょぼい試合が続いているというのに。
そこで川渕キャプテンの登場。
世論の変化に敏感な彼はジーコに進言する。
「久保を入れたい気持ちは分かるが、世論は巻だ」
「君のためにもここは考えた方がいい」
で、「マキ」と言ったときのジーコの不服そうな表情
につながる。
実際久保が本調子なら、圧倒的にフォワードのトップ。
しかしどう見ても今の調子ではしょうがない。
巻で異議なしなのだが、それなら玉田、柳沢はどうな
のよというのはある。
それより松井は何故なんだ、と納得できないことは多
いが、それはジーコの権限だから。
一番は、ジーコでどうなのよ、だ。
マスコミは案の定浮かれモード突入。
現実を忘れ、「勝てる幻想」一色になってきた。
前回と違って、勝てるという気がしないのはネガティ
ヴ思考の賜物か。
せめて、次につながる若手の登用とかあれば、また違
うのだが、いやはや。
写真は、そんな気分に一服の清涼剤。
霧が峰で撮ったカモシカ。
こちらの気配を窺っている。