ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

フランス料理

2006年05月18日 | Weblog
伊那市に「ル ムートン ブラン」というフランス料
理屋がある。
できてから、かれこれ15年くらいになるか。
この辺では、まともなフランス料理の草分けで、特に
最初の5年くらいはかなり良かった。
何故過去形かというと、徐々に停滞してきて、店の雰
囲気も、今では普通の洋食屋かといったものになって
しまったから。

田舎というのは、なかなか本格的なものが定着しない。
それらを分かってくれる客がいないのがその理由だ。
確かに、フランス料理を名乗る店は増えた。
しかし、開店時の「ル ムートン ブラン」のインパ
クトを越える店はまだない。
多分この先も難しいと思う。
食べての側のレベルが上がってないから。
たまに店情報を知りたく、地元のブログなどを見る機会
があるが、脱力するような内容のものばかりだ。
基本的に、ラーメン屋を取り上げてるようなブログはそ
れだけで信用できない。
9割がたはそんなブログだから、推して知るべしだ。

そんなブログに取り上げられた「ル ムートン ブラン」
は何と言われたか。
サーヴィス三流味二流。
確かにサーヴィスに関しては、所謂フランス料理屋のそれ
ではない。
しかし、それを書いている人にとっては、変に本格的より
洋食屋位のゆるさがむしろいいのではないかと思われる。
味だって、いくら停滞してきたといえ、魚料理に関しては
付け合せの素材も含め、まだまだ他の店より断然旨い。

いい店というのは、結局客が作るしかないという話でした。
今日の作品は、オオムラサキを使ってのコラージュ。
ヒメギフに続く蝶シリーズ第二弾。


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