ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

枝豆にビール

2007年08月10日 | 食べ物


枝豆にはビール、これは夏に欠かせない必須アイテム
である、と思っている人は多いと思うが、枝豆とビー
ルは本当に相性が良いのだろうか。
何となく、というより完全に刷り込みで、枝豆がある
と「取り合えずビール」、ということになってしまっ
ているのが現実だ。
実は、前々から思っていたのだが、枝豆にビールは合
わない。
枝豆は枝豆で、単独で食べた方が旨い。
ビールと合わせると、ビールの苦さばかりが際立つ。
同じことは、「冷奴」にも言える。
本当は、夏でも「湯豆腐」が好きなので「冷奴」はそ
れ程食べたくは無いが、それでも食べる機会がある。
冷えた豆腐に冷えたビール、生理的には欲するのかも
しれないが、豆腐の大豆の香りもあまりしないし、ビー
ルの苦味が邪魔をする。
ビールには、そんな淡白なものより、もう少しあぶらっ
けが強いものが合うのではないだろうか。

「焼き鳥」「餃子」「ピザ」(本格派ではない、例え
ばピザーラもの)が個人的にビールがほしくなる食べ
物だ。
あと、フライドポテトなんかも嬉しい。
「レバニラ」にビールなんてのもいい。
やはり、ポイントは「油っ気」だ。
苦味が、効果的にその油分を拭うのだ。
誰がなんと言おうと、ビールには油だ。

そして次の問題になるのは、ビールそのもの。
ここで銘柄がどうのとなるのが普通かと思われるが、
はっきり言って銘柄なんてどこでもいい。
大枠で日本のビールは大差ない。
微妙な差を競っているだけのように感じる。
つまり、5.1と5.2の争い。
どうやって0.1の差を感じるというのだ。
それより、その時の体調ビールの状態のほうが0.5
以上の差を持っているのではないだろうか。
そして何より大事なのはその鮮度だ。
明らかに美味くないと感じるビールは、大体製造年月
日から一ヶ月以上経っている。
経験的にそう感じるのだが、それらはビールの酵母の
香りがしない。
これも経験的に感じるのだが、美味いと思うのは製造
から一週間以内。
ビール工場で飲むビールが美味しいのはこのせいだ。
全部が出来たて生ビールなのだから。

何が鬱陶しいといって、ビールはどこそこのじゃなく
っちゃと言う人間。
そういうことを言う人間に限って、ビールを馬鹿みた
いに冷やし、焼肉を馬鹿みたいに食らうのである。
ああ、これは関係なかった。
ただ、馬鹿みたいに冷やすというのはちょっと問題だ
と思う。
ビールには適温というものがある。
常温(生温かくても)でも普通に飲める身からすると、
大体が冷えすぎなのだ。
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