それにしても暑い。
こんな書き出しのブログも多いと思われる今日この頃、
皆さんどうお過ごしでしょうか。
信州の夏も、結構日中は暑く、避暑気分で来た人は、きっ
と騙されたと思うことでしょう。
と言っても、朝はそれでも20度くらいにはなるので、
それなりに爽やかな空気を感じることが出来ます。
これで、騙された気分も大分和らぐというものです。
でも、なんだかんだ言っても、寒い夏よりは、馬鹿みた
いに暑い夏の方が皆さん好きなのではないでしょうか。
その証拠に、涼しくなった途端に殆どの人は寂しさを
感じます。
「暑い暑い」と言い合いながら、「ちょっとビールで
も」、なんて言ってる時が、至福の時、なんですね。
「というわけで」というわけではないが、ニューヨーク
土産でスペインチーズを貰った。
何故、ニューヨーク土産がチーズなのか、誰でも不思
議に思うところだが、この場合、買った店がたまたま
ニューヨークであったと考えた方が良さそうだ。
普通考えると、アメリカにまともなチーズがあるとは
思えない。
正確には、アメリカ製のチーズでだが。
中にはあるとしても、「アメリカに美味いものなし」、
という確信のような偏見を持った身からすると、どう
してもそう思えてしまうのだ。
で、そのチーズだが、羊と山羊の二種類、こちらの好
きなものである。
よく見ると「マンチェゴ」と表示してあった。
もう一つは、「goat」と書いてあったので、山羊
は間違いないのだが、銘柄はよく分からなかった。
いずれにしろ「スペインチーズ」であった。
つまり、そういう専門店で買ってきたというわけだ。
デリカテッセンの様な店は、ニューヨーク辺りに多そ
うだし、日本で言うところの高級輸入食料品屋も、ス
ノッブなニューヨーカーには好まれそうだ。
そうやって考えると、一般的な食べ物はひどいが、そ
ういうものではない食べ物は、ニューヨーク辺りでは
充実していると考えられる。
つまり、食べ物の階層化が、ニューヨークでは激しく
進んでいるのではないか。
などと、いつものように適当な分析を交え、チーズを
喜んでいただいたのだが、買ってきたのは「勘三郎」
のニューヨーク公演の時だから(関係者)、結構前の
話だ。
飛行機を経由して、こちらに来るまでの間冷蔵庫に眠
り、状態は大丈夫だろうか。
しかし、わざわざこちらの好みのチーズをニューヨーク
で買ったということを考えると、そんなことも言って
られないのである。