今日のユーロ2008「イタリア対ルーマニア」は、夜
中の一時頃だったので見る気満々で見始めたが、その
後の「フランス対オランダ」まで見てしまうというの
は想定外だった。
尤も、後の試合は、殆ど夢うつつであったが。
「イタリア対ルーマニア」は、結果1-1というドロー。
しかし、目の離せない展開で、思わず力が入るシーン
も多く、寝ながらであったが体力を使ってしまった。
それにしてもイタリアは勝てない。
伝統の守備にほころびが見える。
キーパーの「ブッフォン」は相変わらずの安定だが、ディ
フェンダーの安定度が問題だ。
イタリアイケメン軍団代表の「ネスタ」や、ビスコンティ
の映画の主役の幼馴染役的「マルディーニ」と、常連の役
者がいなくなって、ちょうど世代交代の時期を迎えたの
かもしれない。
そういえば、悪役「マテラッティ」も今一のようだし、
ブレッソンの「湖のランスロ」の王を裏切る「モルドバ
ン」(見ているときに思っていたのだが、この映画知ら
れてないから肯く人もいない)似「ガットゥーゾ」も衰
えたようだしと、いい役悪役どちらも足らないのが今の
イタリアである。
ポストプレー「トニ」を中心に、ゴール前ではかなりの
チャンスがあることはあったが、フィニッシュが決まら
ない。
逆にルーマニは、素早いカウンターでチャンスをつかむ。
こっちは、70年代主役顔の「ムトゥー」中心だ。
嘗て「パルマ」で中田の同僚だったあの「ムトゥー」。
ルーマニアというお国柄か、顔的には古っぽい。
ちょっと農民顔である。
しかし、良いFWだ。
日本にこんなFWがいれば、間違いなく大エースである。
あの「もみ上げ」は、如何なものと思うが、何度も言う
が良いFWである。
今回の得点も「ムトゥー」だったし、顔が古くても決め
るときには決めるのだ。
ただ、勝ち越しとなるはずだったPKは「ブッフォン」
に止められてしまった。
相当落ち込んでいたが、あれが決まっていれば予選突
破であったなどということになれば、もう一度落ち込
むことになるかもしれない、PK失敗だった。
次の試合が、絶好調の「オランダ」相手だから、なの
だが、ここが微妙なところだ。
オランダはフランス相手にまたまた快勝で、早々に一
位勝ち抜けを決めた。
となると、ルーマニア戦は決勝リーグ用の調整試合の
ような位置付けであるとも言える。
少なくとも必死でやる必要はなくなった。
こうなると、100パーセント総力戦の「フランス対
イタリア」のような状況ではなく、普通に考えればルー
マニア有利、ということになる。
しかし、終わってみないと分からないのがこの手の世
界の常識。
まあ、気楽に見られるし、楽しみは楽しみというとこ
ろである。
ところで、気楽に見られない「日本対タイ」戦の方は、
大丈夫なのか?