「RICARD」を貰って、気分良く店を後にして、
今度はトンボでも見に行くかという気になり、初めて
のところに向かった。
世界で一番小さいと言われている「ハッチョウトンボ」
を見るためなのだが、同じく近くの「駒ヶ根」の保護
地域は何回か行ったことがあるので、今回は初めての
山の中の発生地に行ってみたかったのだ。
「駒ヶ根」は、「中央高速」脇という平地なのだが、
今回向かったところは、完全に山間のしかもどん詰ま
りの所である。
先に行くほどに道も狭くなってきて、風景は山村その
ものだ。
多分、昔から殆ど変わってないのではと思われる正し
い山村風景。
どん詰まりの地形というのは、他と比べると変化の度
合いが違うようだ。
いろんなものの保存性が良い。
ここの「ハッチョウトンボ」の発生地は、確かこの数
年に発見され整備されたはずだ。
案内の標識もあり、それに従って進んでいく。
いよいよ道は狭くなり、しかも曲がりくねったものが
いくつかあり、最後の最後でどっちの方向か判らなく
なった。
標識によれば、後数百メートル。
そこは五叉路で、候補は二つ。
標識はあるのだが、その二つの両方ともに受け取られ
るような標識の位置なのだ。
取りあえず、両方の道を行ってみる。
ところが、一つは行き止まりで、もう一つはそれらし
きものが見えない。
調度川が流れていたので、その周辺で何かいるかと車
を降り探索してみる。
「シオヤトンボ」(シオカラトンボに似ているが微妙
に違う)が盛んに飛んでいる。
「カワトンボ」(ニホンカワトンボか)もいたので、
それを撮ろうと草むらをかき分ける。
敏感な固体で、近付くと直ぐ飛んでしまう。
18倍ズームの出番だ
よし、何とか撮れた。
いや、目的は「ハッチョウトンボ」であった。
同じ道をもう一回行って戻ると、たまたま近くの家の
(殆どないのだが)人が出てきたので聞くことにした。
おじさんは、この辺一体がトンボの地域であると言う。
確かに、この環境であればいろんなトンボがいそうで
あるが、聞きたいのは「ハッチョウトンボ」。
それで、池はどこにあるのかと聞くと、「ああ、あれ
は栄養失調みたいなもんだよ」、と、あまりに身も蓋
もないような返事。
どうやら、おじさんにとっては「ハッチョウトンボ」な
んてどうでもいいようだ。
盛んに、この辺は「オニヤンマ」が良く通ってと力説
する。
おじさんにとっては、栄養失調のような「ハッチョウトン
ボ」よりは、大きくて立派な「オニヤンマ」の方が価
値が高いし、こちらもそういう情報の方が喜ぶのでは、
と思っているようだ。
あまり、希少生物とかそういう視点では捉えていない。
飽くまでも自分の基準だ。
しかし、親切に場所は説明してくれたので、お礼を言っ
てその池に向かった。
どうやら、もう少し行けばそこに到達できたようなのだ。