ここに使う写真は、当然自分で撮ったものを使うわけだが、ストックが少なくなると過去使ってなかったものを引っ張り出して使うことになる。それはいいのだが、たまに使ったことを忘れて同じものを使うことがある。「ペイルライダー」の回がそれだった。後でそんな気がしたので確認したらやはりそうだった。それで昨日ひっそりと差し替えた(誰も気にしてはいないと思うが)。
で今日の写真も既に使ったものであるが、これは一見しただけでは何か分からないので説明を加えるべきだと思ったのだ。実際写真だけで見ると、何か塀に切り株のようなものを張り付けたもの、それはそれでちょっとシュール、という風に見える。となると、一体何のため?と疑問に思うのが普通だ。違うのである。これは実際の塀を、木の形にくり抜いて木が塀を突き抜けているのだ。多分道に張り出した切られる前の木が邪魔になったのだろう、塀に沿って切ってしまってこんな状態になったのだ。つまり、この木はまだ生きているのである。正確に言えば、これは切り株ではなく切られた枝の断面ということになる。発見したときは、そのあまりの端正さに高原の工芸品か、と思った。