いやあしかし、まさかこんな田舎のスーパーに生のホワイトアスパラが売ってるとは、一瞬ヨーロッパのマルシェか、と思った、ということはないが、それにしてもそういう時代なのね今や。早速一束購入し、茹でてオリーブオイルをかけて食した。ちょっと細くて繊維も多く、香りも乏しく(タイ産)正直そんなに美味くはなかったが、ここは買えることだけでも良しとせねば、しかも安いし。
スノッブなM氏が、前回不評だった「かぼちゃのキッシュ」のリベンジでも無いだろうが、同じ店の今度は「菊芋のキッシュ」を持ってきてくれた。かぼちゃといい菊芋といい、いろんな食材でキッシュを意欲的に作ってる姿勢は評価すべきだろうが、果たしてその「菊芋のキッシュ」の味は...。
今度のものも豚肉を使ってあり、これは好みもあると思うがあまり合うとは思えない(キッシュの中身として)。ベーコンの方が絶対いいと思うが、どうもこの店(イタリアン)のシェフは豚に特別な思い入れがあるようだ。それ以前に、わざわざ菊芋を使う理由も無いような気がする。野菜であれば、もう少し個性のある、例えばブロッコリーなどがいいと思う。しかも豚抜きで。
というわけで、もう自分で作ろうと思いその「ブロッコリーのキッシュ」を作ってみた。肉抜きでもいいかと思ったが、ベーコンが少しあったのでそれを細く切りカリカリにして、滲みでた脂はキッチンペーパーで拭き、固く茹でたブロッコリーの下にチーズと共に敷き(チーズはグリュエールがなくて普通のシュレッドチーズだが)、後はアパレイユを流し込み焼いた。そして食べてみた感想は、こっちの方が美味い、であった。こういうのを自画自賛という。