ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

鹿肉のテリーヌ

2010年08月09日 | 食べ物


昨日は、今年初めてのコオロギの鳴き声を聞いた。もう夏も終わりか、なんてこともないだろうが、去年の梅雨が空けたのかどうか分からないうちに秋になったことを思えば、今年はすでに去年の分以上に夏を味わったのではないか。

昨日、ドイツ土産の黒パンに合わせるのは何がいいかなどといろいろ考えたが、たまたまだが、お取り寄せで入手した「鹿肉のテリーヌ」というのがあったのでそれに合わせてみた。これがなかなかの相性で、テリーヌの鉄分を含んだ力強いあじと、酸味の濃い黒パンとはよくあった。流石にこういうものは、赤ワインが欲しくなる。ローヌ辺りがよさそうだ、なんてね。

それにしても「鹿肉のテリーヌ」、よく楽天辺りでやっているお取り寄せグルメとは一味違って、本当にしっかりしたテリーヌだった。これだったら店で食べるのと変わらないと思った。それに、間違いなく、ここらのフレンチを看板としている店のものより数段上である。或いはデパ地下で売っているどこそこの店のテリーヌよりも上だと思う。直接、東京の人気フレンチレストランから取り寄せたものだが、お値段はそれなりだが、十分それだけの価値はあった。お取り寄せは、大体がこんなものかと思うことが多いが(要するに期待以下)、これは久しぶりの期待を裏切らないものであった。
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