ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

異国人

2010年08月30日 | Weblog


「殺人の追憶」の登場人物のような女性が歩いていく。何故そう思ったかというと、若い世代だと今や中国も韓国も日本もそう服装は変わらないのだが、それより上の世代は、どこかしら自分の生まれた国の文化を背負っている、歩いていたのはそんな典型の女性だったのだ。まず色彩センスが違い(光った原色を好む)、日焼け防止なのか、サングラス麦わら帽子までは分かるが、その上マスクまでもしているその姿はちょっと異様であるのだが、韓国映画にはしばしば登場する。よって結論として、多分韓国人であろうということである。

今や、スーパーに行って、若い女の子が韓国語或いは中国を話しているのは珍しいことではなくなった。見かけは日本人の普通の女の子なのだが、よく聞くと日本語ではなく、えっ日本人じゃないの、何て調子でびっくりしていたのはいつ頃までの話だったのかもう分からなくなるくらい、それらはすでに日常の出来事となっている。この先この調子で彼らが増えてくると、やはり民族主義的排外運動が活発になるのだろうか。経済的にも文化的にも停滞すると(そうなれば必然的に彼らは少なくなるのだが)、その不満の捌け口が何処に向かうかといえば、矢張り言わずもがなであろう。そういうのはサッカーだけに留めておくべき、などという長閑な論理がいつまで有効だろうか。
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