ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

定点観測記2

2011年06月10日 | 生き物 自然

 

最後に向かったのは、某溜め池。ここはちょっと歩かないといけないので定点としてはお気軽ではないが、市井の定点観測者としては、そんなことで文句を言ってはいけない(元々酔狂の世界や)。ほぼ林道のような道なので歩くこと自体は楽。しかも倒木が多いので、いろんな虫が現れる。そうやって考えると、溜め池に至る過程も観察向きと言えそうだ。こんな見たことないような「ゾウムシ」もいたり。

 

 

こんなのがいたり

 

 

珍しくはないが、誰でも一度は撮りたくなるフォトジェニックな「ハンミョウ」がいたり

 

 

なかなか飽きさせない林道だ。しかも、今日はきのこ類もオレンジ日和。

 

 

いい具合のこんな振れたようなきのこも(実際振れているのだが)

 

 

そして、溜め池に到着。ヤゴの羽化殻でもないかと岸に沿って歩くが発見できず。それより道中見られた「シオヤトンボ」などのトンボそのものがここでは見られない。トンボの不毛池か?と水面を見ていると、突然水中から枯れ枝に、でかいゴキーラのような虫がよじ登ってきた。おいおいひょっとして、これはゲンゴロウじゃああーりませんか。各地で絶滅している、嘗ては何処の田んぼでも見られた「ナミゲンゴロウ」、まさかこんなところで出会うとは。田舎でも、自然の中で目撃するのは何十年ぶりかである。しかも、ちょうど見ている目の前で。これも一種の僥倖であろう。どうやら甲羅干しで外に出てきたようだ(そういう習性がある)。

 

 

スーパーマクロで撮ろうと、10センチほどにグッと近付いたら、ボトンと落ちた。定点観測はするものである。

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