ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

定点観測3

2011年06月23日 | 生き物 自然

 

定点観測も範囲が広くなった分回るだけでも大変になってきた。まずは一番山の中の「ルリボシ池」。相変わらず多いのは「シオヤトンボ」。他は「ヨツボシトンボ」がそこそこ。後は種類は判らないがイトトンボの羽化直後のものが結構飛んでいた。

 

 

「ギンイチモンジセセリ」もまだまだ新鮮だ。

 

 

これといった収穫もなく(定点観測の要諦はあくまでも観測である)、今度は松本に(山の中からだと感覚的にはかなり遠い)。市内に至る道筋に、この時期観察したい田んぼがあるので、当然そこで暫く田んぼウォッチング。地元にも田んぼは一杯あるが、観察すべき田んぼが今の所ないのが悲しい。さてその田んぼだが、畦道を歩くと、ぱらぱらとイトトンボが飛び出した。「モートンイトトンボ」だ。このトンボがいるところは、環境的には良好と思って良い。

 

 

「ハラビロトンボ」も多い。黒いのがオス。この状態が半成熟らしく、この後成熟するとシオカラトンボのように塩をふく。黄色いのはメス。

 

 

田んぼの中を覗くと、ミジンコが星雲の如く湧いている。それを餌とするアカネ類のヤゴも多い。こうやって田んぼの中の生態系は保たれているわけだ。これでミズカマキリでもいたら言うことなしだ。そして、隣に休耕田が。早速じっくり観察。休耕田は、水生生物にとっては理想的な環境だ。じっくり観察すると、小さな生物が泳いでいる。ゲンゴロウ類やガムシ類などの大物はぱっと見ただけで直ぐその存在は分かるのだが、他のものは保護色系もありぱっと見ただけではよく分からないのだ。泳いでいるのはタイコウチの子供だろうか。いずれにしろ、良い環境なのは間違いない。これで、定点観測地がまた一つ増えた。更に観察していると、これは誰が見ても一目瞭然の「コオイムシ」が。この卵を見よ!撮影のため陸に上がってもらったが、アオミドロモも一緒で顔がよく分からなかった。昔は、こんなものが普通に田んぼにいたものだが(クリック注意)。

 

 

 

 

 

 

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