ゲロゲロ少年Yが、いつものように酒の臭いを振りまきながら登場。借りていたDVD「渇き」「雲から抵抗へ あの彼らの出会い」「ヤコブへの手紙」を返す。今回は新たなDVDは持参せず、映画のパンフレットだけ持ってきた。パンフレットだけ貰ってもね。内わけは「ヘルツォーク傑作選2011」「エッセンシャル.キリング」(イエジー.スコリモフスキー)「ロベール.ブレッソンの芸術」の三枚。全てイメージフォーラムのものだった。東京にでもいれば通ったかもしれないが、田舎からわざわざその為にという元気は最早ない。
Yに「Tac通信」の完成したものを見せると、「ええっ、できたんですか?映画について書くつもりだったのに」ととぼけたことを言う。以前、ちょっと打診したとき、全くその気が感じられなかったので頼まなかったのだ。彼に頼むとちょっと面倒くさいと思ったことも事実であった。訳の分からないことを言ってるにも拘らず本人はその自覚がないというのは、相手するほうからすれば結構大変なのだ。しかし、今回そこまで言うのならと、次回分は頼んだ。ダグラス.サーク論を書くぞと本人いやに張り切っていた。