普段は全く気にも留めないのだが、ふとしたきっかけでその意味を考え、そのことによって今まで迷いなくできたものができなくなるということがある。それが「NO.」という記号だった。ナンバーワンであればNO.1と殆どの人は自然に書けるあれだ。ところがこの前、それを書こうと思って、うん?NOだったかNUだったかと考えてしまったのだ。何故かと言えばナンバーのつづりはNumberだったから。そこで今度は、そもそもつづりが思い違いだったかと考えてしまう。こうなると正しい基準というものを見失い、何が正解なのか分からなくなる迷宮の森に迷い込むことになる。
そこで仕方なく辞書で調べる。どうやら元はラテン語でnumero(フランス語でも同じ)、その最初と最後をとったものということだった。大体頭文字で来ると思うからnumberだったらNUとなってしまうのだ。これも一つの思い込みの結果か。その発想でネットには、フランス語のnombreから頭文字をとったものという情報があったが、そもそもnombreは数で番号という意味はないのでフランス語だったらnumeroのNUになるはずなのでこれは間違い(多分)。
と、自分にとっては知らなかったことだが、世間一般には良く知られたことなのかい?