昨日はヤゴ三号に続いて四号も羽化していた。手前の三号ばかりに目が行って、その後ろの四号には気付かなかったようだ。抜け殻だけが残っていた。
この時期山方面は、「エゾハルゼミ」の大合唱がうるさいくらいに聞こえる。鳴き方は、「ヒグラシ」をだみ声にしたような感じで、たまにカエルのような鳴き声を合いの手の如く入れる。だからヒグラシと違って、涼しげなある種の風情を感じさせるような鳴き声ではない。しかし、この時期の風物詩ではある。道の脇の草むらでは、何匹もの新鮮な「エゾハルゼミ」がぶらさがっていた。
そして中には、こんなものも。すでにミイラ状態、黴かなにかでやられたのだろうか(クリック注意)。
山の季節はまだ春である。早蕨。この言葉を聞くと、何故か「あつめて早し最上川と」と続けたくなるが、あれは五月雨だった。早蕨、五月雨、、、、近い。早蕨の方は「垂水の上の早蕨の萌え出ずる春になりにけるかも」となるのだが、その前がいつも思い出せない。正解は石ばしると書いていわばしる、なかなか思い出せなかった訳だ、そもそも覚えてなかったのだから。
そして、一際目を引いたのがこの集団。どうやら「ジュウジナガカメムシ」という種類のようだ。カメムシ類はよく集団でいて、しかもそのポップな柄、どうしたって注目したくなる。「へっぴりむし」と蔑まれることも多いが、その柄は魅力的で要注目や(クリック注意)。
こっちは種類は判らない。
早春の虫「ビロードツリアブ」も、まだいたか。