昨日のニュースで大きく取り上げていた(それほどのものとも思わないが)「食べログ」のやらせ問題、どうしても何を今更と思ってしまう。いろんな人の投稿で成り立っている口コミサイトというのは、元々が誰が投稿してるのか分からないし、店の関係者がせっせと投稿するのも考えられるし、何でもありうる世界だ。それに、こういうものに投稿したがる人間というのはあるタイプに偏る。そもそもこの手のものを、公平で確かなものと思うことが一番の間違いなのだ。単なる一人気投票に過ぎない。ここで考えなくてはならないのは、必ずしも「人気があるもの=美味いもの」ではないということだ。個人の基準は人それぞれである。
が、残念ながら、こういうもので上位だとその情報を仕入れた時点で美味いと思う人間が多いのも事実。既に食べる前から美味いのだ。これは、そういうところに行きたがる人間は、人気店に行くという満足感が美味いという体験に転化し易い人間だから、なのではないだろうか。そして世の中、そういう人間の方が多い。多数派の行動がこんなところだからそれを狙った輩が登場する、世の中の常でゲスなあ。