昨日赤ワインについて書いたと思ったら、夕方、近所のH君が赤ワインとおつまみ持参でやって来た。そのワインは、H君が二年前に貰ったもので、最近掃除してあるのを発見したという代物。見ると、それは「城戸ワイン」。これは塩尻で造っていて、結構人気ワインになってるものだ。飲んだことがないので「オッ城戸ワインか」ということになったが、そのラベルを見るとコンコードとある。所謂葡萄ジュースで見かける品種だ。更に裏を見ると甘口の表示が。ここでがっくり。城戸ワインもこんなの出してるんだ、と正直思った。初心者用というやつか。まあしかし、持ってきたものだからとご馳走になる。味は予想通りで、確かに飲み易いが、熟成感は一切なく、コンコードの香りも強くジュースのようであった。
おつまみは紀ノ国屋がやや入った地元のスーパーで買った、おつまみ詰め合わせの残りであった。オリーブやチーズ(コンテ、ゴルゴンゾーラ、カマンベール)があって、おつまみ的には問題がなかった。H君は一部上場の部長のくせにセコく、こんなおつまみセットも結構高いですネなどと言う。全く困ったものである。しかし、田舎では大体こんなもので、お金があっても食べ物には恐ろしいほど使わないのが一般的なのであーる。コンテも知らなかったので、これはこれこれこういうチーズで、多分熟成24ヶ月とかそんなもので、だからアミノ酸が増えて旨みが増している、などと解説すると確かに他のと違い旨みが強いですヨネと感心して聞いている、が、どうせ直ぐ忘れるのである。どうにか乗せて、いろいろ買わせたいのだが(ご相伴に与る魂胆)中々そこまでには至っていない。