2011年度キネマ旬報ベスト・テンが発表されたので以下参考までに
日本映画
- 1位 一枚のハガキ
- 2位 大鹿村騒動記
- 3位 冷たい熱帯魚
- 4位 まほろ駅前多田便利軒
- 5位 八日目の蝉
- 6位 サウダーヂ
- 7位 東京公園
- 7位 モテキ
- 9位 マイ・バック・ページ
- 10位 探偵はBARにいる
外国映画
- 1位 ゴーストライター
- 2位 ソーシャル・ネットワーク
- 3位 英国王のスピーチ
- 4位 無言歌
- 5位 ブラック・スワン
- 6位 マネーボール
- 7位 トゥルー・グリット
- 8位 ヒア アフター
- 9位 灼熱の魂
- 10位 家族の庭
個人的には殆ど観てないものばかり、というより去年は、一回も映画館に行ったことがなかったのだ(特殊なドキュメンタリーを除くと)。この中で観たのは「冷たい熱帯魚」「まほろ駅多田便利軒」「ブラックスワン」「ヒア アフター」の4作品。しかも全てが無料動画という、何ともひどい鑑賞者である。
以前は順位などを想像上でつけていた事もあるが、そういうことは段々出来なくなってきた。今や基準は良かったか良くなかったかの一つしかない(より個人的な曖昧な感覚)。それでいくと、上の観た中の4作品はどれも今一つであった(イーストウッドのヒア アフターも彼の作品の中では今一つ)。しかも、観てない他の作品で食指が動くものもあまりない。人気投票の常で、映画に限らず自分の基準に合致することはまずないのだ(自分がひねくれてるからというのは重々承知)。因みに去年観て良かったと思ったのは「丹下左膳余話 百万両の壷」(山中貞夫)「飛べフェニックス」「燃える戦場」(以上アルドリッチ)「秋刀魚の味」(小津安二郎)「キックアス」(良かったというより単純に面白かった)と言ったところだ。殆どが古い作品で、しかも複数回観てるものも多い。これでは、年間ベストなどというものはそもそも成り立たないということである。