ぴかりんの頭の中味

主に食べ歩きの記録。北海道室蘭市在住。

ガイジンさんを接待

2006年09月20日 22時50分27秒 | 日記2005-10
昨夜、大学オケの後輩より電話が。
『外国からのお客様が楽器持ってきてるので、大学オケで遊んであげてください』

(*´Д`)うはー

で、本日遊んできました。
お客様は、まだ若く20代と思われるアンドリュー氏。
わざわざアメリカからバイオリン持ってきたらしい。
相当の好きモノですね。

実は2年前にも来たことがあって、そのときは千歳フィルにてニアミス。
当時は話しませんでしたが、彼はなぜか私のことを覚えていました。(なぜだー!!)

とりあえず『これは弾いたことないべ』と、宮崎駿作品集カルテットを。(←鬼)
前知識がないと、トトロのメロディーなんか、いきなりは読めないよなぁ…
見知らぬ異国のメロディーに少々ウンザリしたところで、アイネクの楽譜をさしだすと、目を輝かせて喜んでいました。
最後は、全員で『詩人と農夫』合奏。

本来ならその後飲み会へ…というところですが、それもなく…ダメダメでした。
言葉の壁の厚みを感じました。
せっかくの機会なのに。。。ごめんよう。。。



新調した名刺を渡した最初の人物はアンドリューでした。
こういうこともあろうかと、所属と名前は英語・ローマ字で併記してるのです。
(*´∀`*)ふふふ
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【鑑】舘野泉 トーク&ピアノリサイタル

2006年09月20日 19時18分16秒 | 鑑賞記録
左手のピアニスト ~生きる喜びと心に響く感動~
舘野泉 トーク&ピアノリサイタル
~21世紀をひらく胆振の教育にロマンを求めて~
2006.9.19(火) 18:30開演, 室蘭市文化センター 大ホール, 入場無料(整理券)

バッハ ― ブラームス : シャコンヌ ニ短調 BWV1004
スクリャービン : 前奏曲と夜想曲
吉松隆 : 四つの小さな夢の歌(三手連弾/共演:平原あゆみ)
吉松隆 : タピオラ幻影 Op.92(舘野泉に捧げる)
 光のヴィネット~森のジーグ~水のパヴァーヌ~鳥たちのコンマ~風のトッカータ
アンコール シュールホフ : ピアノ左手のための第3組曲より第2曲『アリア』

・テレビ等で紹介されているのでご存知の方も多いと思います。もともと有名なピアニストでしたが2002年に脳溢血で倒れ右半身不随となった後は、左手のみで演奏を行っているそうです。
・演奏会の構成は、インタビュー形式のトーク30分間のあと演奏1時間、休憩なし。
・「右半身不随」とのことで、どの程度の障害なのかと思いましたが、杖なしで歩けて、言葉も明瞭、右手はマイクを握ったり譜めくりする程度は動き、ペダルも右足を使っていました。トークによると現在も回復途中で、来年あたりには簡単な曲なら右手も使えるのではないか、とのことです。おそらく通常では考えられないような回復具合なんでしょうねぇ。音楽にかける執念!?
・トーク:舘野氏の半生を振り返り、室蘭についての思い出、フィンランドについて、倒れてからのこと、などについて。舘野氏の母親が昔室蘭にいたということで、かなり室蘭にゆかりのある方なんですね。知りませんでした。その母親が住んでいたのが、会場のすぐ近くの、今では『斉藤外科』となっている場所だそうです。びっくり。 
・シャコンヌ:バイオリンのための有名曲をブラームスが左手用に編曲したもの。 これ感動しました。もう泣きそう。さすがにテクニック的な部分はアレですが、そんなものは帳消しにする表現、音色。
・三手連弾:この曲にくるまで、「ここのピアノってこんなにいい音したっけ~?」とその音色が不思議でした。腕のいいおかかえ調律師でも同行してるのかな…とも考えましたが、連弾になってピアノのせいではないことが判明。共演したのは将来有望で優秀な方らしいのですが。。。音色がものすごく硬質。頭痛しそうなくらい。
・吉松隆:無調・不協和音いっぱいなバリバリの現代音楽だったらどうしようかと心配でしたが、そんなこともなく、耳になじみやすい、かわいらしい楽曲でした。
・客数約1400名[目測]:ほぼ満席。ポスターなどの宣伝を全く見かけなかったので、大丈夫か?人はいるのか?という感じでしたが。教育委員会主催の事業ということで、学校経由で宣伝していたようです。
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名刺新調

2006年09月19日 21時01分42秒 | 日記2005-10
名刺を新調しました。
最小単位の100枚で約2600円ナリ。意外と高い。
職場仕様の名刺ですが、使うのはほとんどオケ関連だったりします。

何年前だったかは忘れたけれど前回初めて名刺を100枚作り、それを全て配りきったということは、ごく単純に考えると、
『友達100人できた!』
てことですね。
これって自分としては、けっこうすごいことだと思います。

さて、この先また新たな100の出会いがあるわけか。
どうなることやら。
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【本】脳とテレパシー

2006年09月18日 19時05分45秒 | 読書記録2006
脳とテレパシー あなたの脳には巨大な力が潜んでいる, 濱野恵一, KAWADE夢新書 S-103, 1996年
・わりと常識的な本をずっと読みつづけていると、ふと、こういう怪しげな本に手が伸びてしまいます。わかっちゃいるけどやめられない。
・表紙紹介文「テレパシー、透視、予知、念力……。人間の脳には、既存の科学では説明できない不思議な能力が秘められている。それは、一体どこに、どのように存在しているのか?!人間の脳は宇宙の一部であり、また宇宙全体を内蔵しているという「脳ホログラフィー理論」で、脳の謎に鋭く迫る、新ビジョンの脳科学の書!
・「天才とよばれた人たち、たとえばあのアインシュタインですら、わずか30パーセントの脳を働かせていただけだという説もあるくらいだ。」p.23 心臓や肺や肝臓などその他の臓器も、普段は30%くらい(?)で、かなり余力を残して動いてるのではないかと思います。脳の働きが30%だとしても何の不思議もない気がするのですが、筆者は不思議に思って、『未知なる力』とかそういう方向に走ってしまうのだなぁ。。。
・「もし現在の地球に人間がいなかったらどうなるか。宇宙は存在するだろうか。  私の答えはノーだ。宇宙に知的生命が存在しなければ、宇宙は誰にも認識されることがない、人間がいなければ宇宙は認識されず、したがって存在しないも同然である。」p.27 『存在しない』ことと『存在しないも同然』は全く異なると思うのですが、筆者の頭の中では"イコール"のようです。
・「つまりわれわれは、頭蓋骨のなかにたった一つ、「人間の脳」という脳をもっているのではない。これまでの進化の過程をあらわす、三つの異なった脳をもっているのである。  その三つの脳とは、2億年前の爬虫類の時代にすでに完成していた爬虫類型の脳と、1億5000年前に完成した原始哺乳類型の脳、そして、われわれ人間においてとくに発達した新哺乳類型の脳だ。」p.29 筆者オリジナルの脳の分類。
・「リンゴをふくめすべての物質はエネルギーの波動からなっている。(中略)このようなプロセスは、ほかの感覚にもあてはまる。匂いや味や音も、それ自体が独立して存在するのではない。すべてはエネルギーの波動であり、それぞれの感覚器官につながっている神経はこの波動をキャッチするだけのことだ。」p.55 また『波動』か。。。この手の筆者は『波動』が大好き。
・「物質の本質とは何か?…それを調べているのが量子力学で、「あらゆる物質は粒子であり、波である」というのがその結論だ。つまり、最先端科学によると、我々の世界は無数の波動で織りなされているのだ…。」p.58 その『波動』の根源は量子力学の誤解・曲解。
・「レオナードはさらに、人間は「情報」からできていると主張する。律動的なエネルギーの波動で表現される「純粋な情報」からできたもの、それが人間だというのである。」p.72
・「更新速度の遅い部分もあるが、結局、5年たつとわれわれはすべての細胞を更新してしまう。つまり、現在のわれわれは5年前には存在していなかったのだ。」p.74 エエエエエ~~。『すべての皮膚細胞』と勘違いしてなかろうか。
・「カメラのフィルムの場合、半分に切って現像すると被写体は半分しかあらわれない。しかしホログラムは、半分にしても、さらに半分にしても、どんなに小さく切ってもその断片に光を照射すると完全な三次元の立体映像があらわれるのだ。」p.82 『ホログラフィー理論』の核となる原理だが、これ以上の説明が一切ない。どういう原理か興味あるのだけど。
・「プリブラムの考えはこうだ。  脳は、外界のエネルギーの波動パターンを一瞬にして分析する。それをホログラムと同じような方式で脳内に組織化する。その結果、組織化された記憶は脳の全体にちょうど干渉縞のように数学的に変換され、符号化される。」p.83 結局、メインテーマも他人の受け売り。さびしい。
・「東洋には胎蔵界曼荼羅というものがある。大日如来を中心にして、その周囲にたくさんの仏や菩薩を配したものだ。それらのすべてがいずれも大日如来の特性をもっている。なおかつ、全体も一つになって大日如来を形成しているのが曼荼羅だ。脳はまさに、この曼荼羅と同じような構造だったのである。」p.89
・「いったいその「秩序」とはどんなものなのか。彼(ボーム)はそのために、しばしばグリセリンを使った簡単な実験を紹介する。」p.94
・「真の「知」の働きは、直観的である。言葉による分析さえ必要としない。  われわれの脳は、物事を分析したり記憶したりするような、消極的な「知」のためにあるのではない。(中略)脳は究極的には、宇宙を創造し揺り動かすエネルギー、すなわち全体性に合一するためにあると見て間違いない。」p.196 力強いお言葉です。
・「われわれは一人一人は独自の存在だが、同時に宇宙と結びつく無数の波動に共振する複合体でもある。この全体性への合一こそが、真の創造性であり、精神的発達の最後の到着点なのだ。」p.197
・同じ怪しげな本でも、こちらはオリジナリティすらほとんど感じられない最悪の部類に入ると思われます。書題にある『テレパシー』についての記述は、わずか10ページ程度。いったい何についての本なんだか。
・こんな科学本には気をつけよう:やたら引用が多い、筆者が文系出身、数式が出てこない、etc.
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本日のオケ練習 ~過酷な練習環境

2006年09月17日 23時04分30秒 | 日記2005-10
本日は室蘭市民オケ練習。
その練習会場が工事中で、

ガガガガガガガガガガガガ…

ドリル音が鳴り響く。
ついでに夏仕様の冷房で冷たい風が吹き荒れる。
温度設定の融通が効かないらしい。

寒いのはまだいいとして、騒音はきっついなぁ。
帰り際、
『今日は悪かったねぇ~!明日は静かになるから!!』
と工事関係のおじさん談。


ぁぁ、三連休……
なにが過酷って、三連休が潰れるのが一番過酷かも。
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【論】Chen,1997,Ratio-based decisions and the ~

2006年09月16日 21時54分50秒 | 論文記録
Y. Chen, E. Dougherty, M. Bittner,
Ratio-Based Decisions and the Quantitative Analysis of cDNA Micro-array Images,
Journal of Biomedical Optics, 2:364-374, 1997.
[PDF][Web Site]

・マイクロアレイ関連ではかなり初期の論文。cDNAマイクロアレイの発現量(発現比)の算出法について。画像の色情報をいかに数値に変換するかについて細かく記述している。

・概要「we derive the probability density of the ratio, find the maximum-likelihood estimator for the distribution, and develop an iterative procedure for signal calibration.
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【本】読書について

2006年09月15日 18時31分41秒 | 読書記録2006
読書について 他二篇, ショウペンハウエル (訳)斎藤忍随, 岩波文庫 青632-2, 1960年
(PARERGA UND PARALIPOMENA : KLEINE PHILOSOPHISCHE SCHRIFTEN, Arthur Schopenhauer, 1851)

・『思索』、『著作と文体』、『読書について』の短編3本収録。

「読書は量より質!!」 言わんとするところはこれがメインです。
・文章は平明ながら非常に密度が濃い。昨今出版されている『読書の方法』的本の内容の原形はすべて、この本に出ているのではないでしょうか。 国語(ドイツ語)の乱れについての記述は、ドイツ語がわからないので話がサッパリ通じず。
・高校生くらいの若い人に是非オススメしたい一品です。
・「数量がいかに豊かでも、整理がついていなければ蔵書の効用はおぼつかなく、数量は乏しくても整理の完璧な蔵書であればすぐれた効果をおさめるが、知識のばあいも事情はまったく同様である。」p.5
・「学者とは書物を読破した人、思想家、天才とは人類の蒙をひらき、その前進を促す者で、世界という書物を直接読破した人のことである。」p.7 前出、デカルトの著作でも同様の言い回しがでてきた(『世界という書物』)。
・「もともと自分のいだく基本的思想にのみ真理と生命が宿る。我々が真の意味で充分に理解するのも自分の思想だけだからである。書物から読みとった他人の思想は、他人の食べ残し、他人の脱ぎ捨てた古着にすぎない。」p.8
・「読書は言ってみれば自分の頭ではなく、他人の頭で考えることである。」p.11
・「読書で生涯をすごし、さまざまな本から知恵をくみとった人は、旅行案内書をいく冊も読んで、ある土地に精通した人のようなものである。(中略)これと対照的なのが生涯を思索に費やした人で、いわば自分でその土地に旅した人の立場にある。」p.13
・「第一級の精神にふさわしい特徴は、その判断がすべて他人の世話にならず直接自分が下したものであるということである。」p.18
・「低劣な著作家の大多数は、新刊書以外は読もうとしない民衆の愚かさだけをたよりに生きているにすぎない。すなわち彼らの名はジャーナリスト。適切きわまる名前ではないか。これをドイツ語に訳すと日給取り。」p.27
・「というのは一般に天才の作品には、どの部分にも精神がくまなく行き渡っていて、それが常に作品の特徴をなしているからである。」p.68
・「少量の思想を伝達するために多量の言葉を使用するのは、一般に、凡庸の印と見て間違いない。これに対して、頭脳の卓抜さを示す印は、多量の思想を少量の言葉に収めることである。」p.74
・「一般に、フランス語、つまり膠(にかわ)でつないだような卑しい言語の貧しい文法をはるかに高貴な言語であるドイツ語の中に取り入れたりすることも、頽廃的なフランス趣味である。」p.80
・「つまり思想というものは、頭から紙に向かうのは容易であるが、逆に紙から頭へ向かうのは大変なことで、その場合には手持ちのあらゆる手段に助けを求めなければならないのである。」p.107
・「無知は富と結びついて初めて人間の品位をおとす。貧困と困窮は貧者を束縛し、仕事が知にかわって彼の考えを占める。これに反して無知なる富者は、ただ快楽に生き、家畜に近い生活をおくる。」p.127
・「したがって読書に際しての心がけとしては、読まずにすます技術が非常に重要である。その技術とは、多数の読者がそのつどむさぼり読むものに、我遅れじとばかり、手を出さないことである。」p.133
・「悪書を読まなすぎるということもなく、良書を読みすぎるということもない。悪書は精神の毒薬であり、精神に破滅をもたらす。  良書を読むための条件は、悪書を読まぬことである。人生は短く、時間と力には限りがあるからである。」p.134
・「読み終えたことをいっさい忘れまいと思うのは、食べたものをいっさい、体内にとどめたいと願うようなものである。その当人が食べたものによって肉体的に生き、読んだものによって精神的に生き、今の自分となったことは事実である。」p.137
・訳者あとがきより「ところでショウペンハウエルは、翻訳者に対して非常に苛酷な姿勢を示す。「汝、非礼な翻訳者よ、すべからく翻訳に値する書物を自らあらわし、他人の著書の原形をそこなうなかれ。」」p.156

?蒙を啓(ひら)く (「啓蒙(けいもう)」を読み下したもの)道理や知識にくらいのを教え導く。啓蒙する。
?しょうけつ【猖獗】 1 勢いがさかんで荒れ狂うこと。また、そのさま。多く有害なものが猛威をふるうことにいう。「インフルエンザが猖獗をきわめる」  2 激しかった勢いがしだいに衰えること。また、そのさま。
?アフォリズム(英aphorism)簡潔な形式の中に深い思考による真理を含ませた文。ヒポクラテスの「芸術は長く、人生は短し」の類。格言。箴言(しんげん)
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オーケストラ・アンサンブル・ブリランテ 団員募集

2006年09月14日 19時04分47秒 | 日記2005-10

<オーケストラ団員募集>

団体名:オーケストラ・アンサンブル・ブリランテ

★常任指揮者:市ノ瀬 弦 (キャイ~ンの天野そっくり)
★募集パート:全パート(Tb.Tuba.Timpを除く)
※特に弦楽器大歓迎!管楽器は定員に達している場合はお断りすることがありますのでご了承ください。
★練習日:毎週金曜日+1ヶ月に2~3回程度土・日祝に
♪ オペラのオーケストラとしての活動のほか、オーケストラ単独でも演奏会を開催いたします。
第1回演奏会は2007年3月20日(火)を予定
・ワーグナー リエンツィ序曲
・モーツァルト 交響曲第40番
・ブラームス作曲 交響曲第1番

♪ 若い人が多い活気溢れる団体です!!
♪ 見学だけでもお気軽にお越しください!!
♪ 初心者・学生さん、大歓迎です!!
♪ 2007.7.29(日)札幌サンプラザホール プッチーニ『トゥーランドット』上演予定

連絡兼お問い合わせ…田中
E-mail:mio__tesoro@hotmail.com
HP:http://aimew.jp/brillante/
~~~~~~~
某所より、コピー&改編。
私自身、所属しているわけではありませんが、片足つっこんでしまったので。
明記されていませんが、札幌で活動しているオケです。
このオケのウリについて。

1.オペラオケ:オペラを弾くのはなかなか貴重な機会。
2.市ノ瀬弦:『人生を棒で振り』つつ、世界をまたにかけて活躍されている方です。
3.若い:若さがまぶしく目にしみる。。。なんて思うわたしはもうオジサン。
etc.

ほかに、合唱も募ってます。
~~~~~~~
オペラ工房ブリランテでは、次年度公演予定のオペラ「トゥーランドット」の各パートを募集しています。

♪次年度予定  
オペラ「トゥーランドット」プッチーニ作曲
平成19年7月29日(日) 札幌サンプラザホール 
イタリア語原語上演 字幕付き オケ付き  (オーケストラ・アンサンブル・ブリランテ 常任指揮者:市ノ瀬 弦)
オペラに興味のある方、オペラで歌いたい方、是非ご参加下さい。

♪募集内容
*ピン(B)・ポン(T)・パン(T)役(オーディション有り 10/22(日) 伊語のアリア1曲)
*合唱(オペラで歌ってみたい、男声・女声)
*児童合唱(オペラで歌ってみたい、小学校3年生以上、男女問わず)
*練習ピアニスト(オペラが好きな方)

練習 10/14から毎週土・日の午後、予定 会費 3,000円/1ヶ月
問い合わせ 電話・FAX 011-661-1969 本田まで
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【論】Tavazoie,1999,Systematic determination of ~

2006年09月13日 19時16分24秒 | 論文記録
Tavazoie S, Hughes JD, Campbell MJ, Cho RJ, Church GM.
Systematic determination of genetic network architecture.
Nat Genet. 1999 Jul;22(3):281-5.
[PDF][Web Site]

・Yeast遺伝子のクラスタリングによる遺伝子機能・ネットワークの推定。
・データ:Yeast、6220遺伝子、時間点15点(Cell cycle 2周期分)、Affy.[Cho]
・クラスタリング法:k-means algorithm(SYSTAT 7.0(SPSS))、k=30
・Motif検索(AligenACE)

・結果「Most clusters have non-periodic temporal profiles, with some showing complex behaviour.
・まとめ「The combination of experimental and computational approaches presented here, together with experimental verification of novel motifs and the discovery of their trans-acting factors, should allow the construction of the circuit diagram for the genetic network, allowing us to both understand and manipulate complex cellular processes on a system level.

・クラスタリング結果をMotifの点から見ているところが目新しい。その後すたれてしまったのだろうか。
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【本】やわらかな心をもつ

2006年09月12日 21時04分32秒 | 読書記録2006
やわらかな心をもつ ぼくたちふたりの運・鈍・根, 小澤征爾・広中平祐 プロデューサー 萩元晴彦, 新潮文庫 お-14-4, 1984年
・1976年にサンフランシスコで行われた、小澤氏(ボストン交響楽団・音楽監督)と広中氏(ハーバード大学教授・数学者)の対談録(※肩書きは当時)。テレビプロデューサー萩元氏の企画による。
・会話そのまま、ほとんどノーカット、だそうです。日本が世界に誇れる才能の持ち主二人の会話。とても興味深く読みました。
・「小澤 集中力ってのはやっぱり努力だと思うんだよ。」p.40
・「小澤 しかも誰といっしょにいるとか、そういう共に生きるっていう共生感、そういうのが音楽にとってすごく大事なのね。だからひとつに集中することとか、緊張感、それから、ひとつの音、ひとつのメロディを、ぼくが弾けば、あなたが聞いていても聞いていなくてもなにか影響あるでしょ。たとえば、景色を見てるのと同じでさ。風が吹くと、その風によってあなたも影響受けりゃぼくも影響受けて、こう、木の音がちょっとすると、意識的に聞こえなくてもわかるとか。」p.46
・「小澤 その時ぼくのおやじはね、要するにあれは人間のいちばんの敵だって言うの。今でもよく覚えているけど、ジェラシーっていうの、嫉妬心ていうのかね。それは人間にとっていちばん害になるっていうわけ。(中略)とにかく嫉妬心を殺そうと思った。その時は殺せなかったと思うんだけどね、ほんとうには。でもその嫉妬心を殺すために努力したことが、あとになってとってもいいことになった。得をしたと思うね。」p.55
・「広中 ほかの人と比較して誰がどうしたから自分もどうのこうのというような態度というものは、ともすれば小賢しい方へ行っちゃうわけだ。結局自分だけのもの、ほかの誰にもないっていうものをつくれない。ともかく自分のペースで進んで行ってね、そこになんとか自分独自のものを築いて行く方が、結局長い目で見ると得なんだけどね。」p.57
・「小澤 ぼくのついた斎藤秀雄先生という方は、音楽の世界では世捨て人みたいな感じだったんだよ。」p.73
・「小澤 「パストラール」(「田園」。ベートーヴェンの六番の交響曲)大変。(中略)あんなむずかしいの。ベートーヴェンのシンフォニーの中で一番むずかしいの。(中略)室内楽みたいにやらなくちゃならないから。最初まちがえちゃうとぜったいに直らないんだよね、あれ。」p.94
・「(小澤さんは、演奏会の前に必らず一時間ほど眠るという習慣がある)」p.97
・「広中 だけど、疑問に感じるんだけど、オペラやる時には、やっぱり、言葉を覚えなきゃだめ?
小澤 だめ!
広中 小澤さんは……メロディだけじゃだめなの?
小澤 指揮してて……まず、無理だね。ぜんぶ一言、一言わからなくてもできるだろうけど。
広中 あっ、そうか、そうか。
小澤 この言葉がどういう意味だってことがわかっていなかったら、感情の入れようがない。
広中 ああ、やっぱり楽譜に書いた、そのピアニシモとかなんとかだけじゃあ、だめなわけだな。
小澤 オペラの場合は、もうだめだね。それとこっちが口の中でいつも歌ってなければならないわけ、ぼくは。
」p.109
・「広中 ひとつの商売に両足つっこんだいまとなっては、いきなり水ん中へ落っことして水泳おぼえさせるみたいな語学勉強法しか、ききめがないね。特にぼくみたいな怠け者にはね。」p.119
・「小澤 その考えは、昔はね、英語で考えれば英語みたいなふうに考えるのかなと思ったけど、そうでもないわけだよね。(中略)だから外国人はするけれど日本人は決してしないっていうようなことは、日本語のできないその人たち(日本の二世とか三世)も決してしないよ。」p.146
・「広中 それにね、面白いことに記憶しててさっと公式がでるよりも、忘れてて苦労して割り出すほうが新しいものを発見するチャンスが大きいんだ。そこで効いてくるのが、辛抱強さよね。」p.156
・「広中 極言すれば、いい教育とはいい捨て石を置いてやることだ。」p.161
・「小澤 どういう理由だか知らないけど、ぼくはおふくろに怒ったわけよ。「ぼくがあんなに言っといたのに、こんなシャツなんか着れねえ!」って言ったと思うんだ、……そしたらおやじがね、いつもはあんまり怒らないんだけど、メチャメチャに怒ったね。「ばか野郎!」って。「音楽やめちまえ、音楽は人間のやるものだろう。ワイシャツがやるもんじゃない。ワイシャツの衿が高いか低いかでおふくろに文句言うようなやつは音楽やめちまえ!」って。」p.162
・「広中 いま考えれば、結局生きるってことは、自分で稼いで自分で食っていくことなんだ、ということを教えてくれたわけよね。」p.168
・「小澤 まあ、また話は戻るけども、ぼくは、よくわかってきた、最近。ぼくは集中力がある。またその努力の仕方がわかってきた。」p.209
・「小澤 休みってのが必要だと。だから、細かいネジ戻しは、毎週一回ぐらいやって、それからもっと細かいのは1時間勉強の間に15分とか、30分やって10分とか、ネジ戻ししてるわけ。」p.214
・「広中 だから、ぼくに言わせればね、うーんと覚えてね、うーんと忘れる。その差以上にその和が大切だと思うんだ。特に若いころにはね。すばらしいと感じたことは忘れろって言ったって忘れられない。つまんないことは忘れるなと言ってもいつの間にか忘れる。その過程で、その人の判断力とか創造力が磨かれる。覚えて、忘れて、思い出す時、人間は必ず考える。考えることがいちばん大切なわけだ。」p.236
・「(斎藤秀雄) 音楽には自分たちで楽しむという娯楽の面と、演奏して人にきかせるという二つの面があって、ぼくはこの二つは別だと考えます。ぼくら音楽家の場合は、自分たちで楽しんじゃいけない、芸術を追求するには、楽しみからは出てこやしないのです。」p.256
・「広中 数学科の大学院で教えているときにね、大学院の学生ってのは普通22歳から26歳くらいだよね。それでも、その学生が将来いい数学者になるかどうか判断することは、非常にむずかしいんだ。頭が良い悪いはかなり早くから判断できる。だけど、いい数学者になるかどうかとはあまり関係がない。」p.257
・「小澤 ちょっと説明しにくいけど、バッハのヴォキャブラリーが、ブルックナーとかストラヴィンスキーにまでいってるということは、確かにあるんですよ。やっぱり音ってのはひとつしかないから、その組み合わせで音楽がつくられているでしょ。」p.266
・「小澤 カラヤン先生が、「フィガロの結婚」をね、六ヶ所ぐらいでね、十年ぐらいの間に総計すると何百回やった、というんだ。それで「フィガロの結婚」のやり方がわかったというんだ。それで今度、「ドン・ジョバンニ」のやり方がわかってきた、と。やっといまごろになってわかったみたいなこと言うんだよ。もう、だって60過ぎているんだよ。だから恐ろしいと思うんだよね。」p.269
・「広中 だけど、たとえば、相手の気持を汲みとるという気持と、数学の問題を解く態度と、非常に似たところがある、とぼくには思えるんですよ。」p.280
・「広中 いままで、いろんな数学者を見ててね、もっともクリエイティブな人はね、ほとんど例外なく楽天家ですよ。」p.284

?がんしゅう【含羞】 恥ずかしがること。はにかむこと。はにかみ。
?けんぎょう【検校】 1 (―する)物事を点検し、誤りをただすこと。また、その職。けんこう。  2 (―する)特に、寺社の事務、僧尼の監督などをすること。また、その職。  3 一山、一寺の頭領。高野、熊野あるいは楞厳院(りょうごんいん)、平等院などに置かれた職名。  4 荘園の職員の一つ。平安・鎌倉時代に置かれた。  5 盲人に与えられた最高の官名。撞木杖、紫衣を許された。検校職。建業。
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