ぴかりんの頭の中味

主に食べ歩きの記録。北海道室蘭市在住。

【鑑】Luna piena 魅惑のクラリネット 珠玉のソプラノ

2006年09月11日 18時02分26秒 | 鑑賞記録
Luna piena 魅惑のクラリネット 珠玉のソプラノ
畠山洋子・水谷若菜デュオリサイタル
Piano 中岡太志 星野理沙
2006.9.10(土) 15:00開演, 苫小牧文化会館, 入場料 大人1500円

 Sop.&Cl.
成田為三 浜辺の歌
本居長世 七つの子
ビゼー 小さな木の実
山田耕筰 この道
 Sop.
カプア オーソレミオ
プッチーニ 歌劇『ジャンニ・スキッキ』より 私の大好きなお父さん
イギリス民謡 アメイジング・グレース
 Cl.
スコット アニーローリー
ロジャース 私のお気に入り
カーペンターズ 青春の輝き
ミヨー 『ムカラムーシュ』より III.ブラジレイラ
   INTERRUZIONE(休憩)
 Sop.&Cl.
シューベルト 岩の上の羊飼い
 Cl.
フランセ 主題と変奏
 Sop.
ヴェルディ 歌劇『運命の力』より 神よ、平和を与えたまえ
プッチーニ 歌劇『蝶々婦人』より ある晴れた日に
プッチーニ 歌劇『トスカ』より 歌に生き、愛に生き
アンコール グノー編 アヴェ・マリア

・苫小牧オケの10月の定演で共演するソプラノさんと、過去コンチェルトで共演したこともある苫オケ団員のクラリネットさんのデュオ、加えて伴奏ピアノさんも過去コンチェルトで共演し、苫オケではバイオリンを弾いてる方です。というわけで、当日あった苫オケの特別練習はこの演奏会にあわせて14:30と早い時間で終わりました。
・歌とクラリネットという、あまり見ないとりあわせですが、クラリネットの音色が歌を邪魔せずうまくとけてイイ感じですね。
・歌:すごく上手なのですが、びっくりするほど響かなかったです。全然音が飛ばない。会場の特性か、座った位置が悪かったか。最後の3曲はものすごい選曲だなぁ。。。
・特別ゲスト的男性ピアニスト:うまかった。
・客数約350名[目測]:けっこう入った。 当日雨が降ったりで外は涼しかったが、会場内は蒸し暑かった。
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踏んだり蹴ったり ~コイン駐車場編

2006年09月10日 22時12分00秒 | 日記2005-10
本日キタラにて某オケ練習。
電車通り沿いのコイン駐車場に車をとめた。
清算時。
駐車場番号『7番』のボタンを押して、900円ナリ。
支払って車に乗ろうとしたときに気がついた。


とめたのは『6番』だった。。。


お隣さんの料金を払ってしまいました。
仕方がないので、自分の料金を支払う。500円ナリ。
小銭が500円もありません。
札が万札しかありません。(清算機万札未対応)
近所のスーパーへ札を崩しに行きました。

駐車場の番号間違えた時点でイヤな予感してたけどね。

お隣さんが清算する時にはやたら安くてビックリするんだろうなぁ。
(*´∀`*)ウフフ
オレのおごりだ!とっとけやー!!
~~~~~~~
夏季休暇四日目にしてボロボロです。
ここまで、オケ5団体の練習参加+本番1つ+演奏会鑑賞1つ
その他、オケ関係雑用コマゴマイロイロ。
自業自得なんだけどさー

『休み』をくれ!『休み』を!!

おかげでちょっぴり【人間から遠ざかりたい病】発病中。
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【論】Sahara,2002,Comprehensive expression analysis ~

2006年09月10日 10時06分44秒 | 論文記録
Takehiko Sahara, Takako Goda, and Satoru Ohgiya
Comprehensive Expression Analysis of Time-dependent Genetic Responses in Yeast Cells to Low Temperature
Biol. Chem., Vol.277, Issue 51, 50015-50021, December 20, 2002
[PDF][Web Site]

・Yeastの遺伝子発現量の低温刺激応答について。
・データ:Yeast、5803遺伝子、時間点は低温刺激(30→10℃)後の 0,0.25,0.5,2,4,8[h]、cDNA
・クラスタリング法:Pearson correlation around zero (既存ソフト)
・遺伝子抽出の閾値は発現量変化"2倍"
・解析対象遺伝子は全体の場合と、MIPSデータベースのアノテーションに基づいて、各遺伝子機能ごとに抽出。"transcription","protein synthesis","cell rescue, defense, cell death, and aging","energy and metabolism","signal transduction"の5つのカテゴリーについて。

・「In this experiment, the ratio of fluorescent intensities for these dyes was within 2-fold for 98.5% of all cDNA spots on the microarray. From this result, we defined significant gene expression change as ≧2-fold change in signal intensity.
・わかったこと「We conclude that the primary and important response to low temperature in yeast is to increase ribosomal complex to compensate for reduced translational ability at low temperature.
・わかったこと「The result suggests that adaptation mechanisms for low temperature in yast cells are composed of three sequential molecular events.
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【演】第11回 びばい駅 美しき唄のまち♪Live!

2006年09月09日 13時38分00秒 | 演奏記録
美唄の新たなミュージック・シーンをつくる!
第11回 びばい駅 美しき唄のまち♪Live!
2006.9.8(金)18:30~19:30, びばい駅2階通路(コスモス通), 入場無料
演奏 美唄弦楽アンサンブル, パート Viola(カノンのみViolin)

1 アンパンマンのマーチ
2 弦楽セレナーデ 第1楽章(チャイコフスキー)
3 カノン(パッフェルベル)
アンコール 小さい秋

・JR美唄駅構内での通称"駅コン"。プログラムによると、去年(平成17年)から始まった企画で、5~11月の寒くない(?)時期に年に7回ほど開催しているとのことです。今回は一枠30分で二組演奏。
・アンパンマン:出だし失敗。やり直し。
・弦セレ:指揮なしで演奏。なので途中早くなったり遅くなったり、とってもスリリングでした。譜めくりの際、どこ弾いてるか一瞬わからなったが無事復帰。
・カノン:Vaは単調でつらいので、自ら志願してVnを弾かせてもらった。
・客数約30名[目測]。関係者+通りがかりの人。なかなか心地よく響く音場だと思います。
・打ち上げ会場の飲み屋にて、周囲の客が盛り上がってて異様にうるさく会話もままならない状態。なんだったんだろう・・・
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【本】大転換思考のすすめ

2006年09月08日 19時48分30秒 | 読書記録2006
大転換思考のすすめ 成功する企業、活躍する人材, 畑村洋太郎・山田眞次郎, 講談社現代新書 1660, 2003年
・いわゆる『パラダイム・シフトもの』というか『自己啓発もの』というか、そんな内容です。この系統の本を読んでいつも思うのは、「私はこの本を読んで、大成功しました!」なんて人が実際にいるんだろうか、ということです。みんながみんな大成功するっていうのもまた困るでしょうけど。
・「経済学の専門家は社会の変化をお金で見る習慣がついています。お金で見ることももちろん大切なことですが、いまのようにデフレでものの値段がどんどん下がる時代では、物量の変化で見る視点ももたないと、ものごとの本質は捉えられないのです。」p.21
・「ひとつの技術があるレベルのところにまで到達すると、あたかも胞子が広がっていくように技術を育ててきたところとはちがうところに広がっていきます。それがもともと技術が持っている特性なのです。」p.34
・「あるひとつの産業なり企業は、萌芽期、発展期、成熟期を経て必ず衰退期へと向かいます。その周期はだいたい30年だという話を先ほどしましたが、これは避けることのできない宿命のようなものです。」p.35
・「自分たちが変わらなければいまの状況が変化しないのに、悪いのはまわりのせいで、自分たちはいまのままでいいと考えてしまうのです。」p.40
・「もともと日本は、成熟したあるひとつの産業のなかでしのぎを削っている企業の数が多すぎるのです。海外の企業との戦いならまだしも、国内にいくつもの会社があって嫌でも競争しなければならない状況にあるというのはほかの国ではあまりみられません。」p.48
・「ですから21世紀の新・産業革命を主導できる最短位置にいるのは、最高レベルのインフラが国内に存在している日本だと私は確信しているのです。」p.78
・「クラゲには脳はないので、泳ぐ方向は誰かが命令で決めているのではなく、体を構成する細胞たちの総意によって動いているということではないでしょうか。」p.91 たしかに脳はないのだろうけど、、、例え話とはいえなんとなく釈然としない記述。
・「学生にはそのときいちばん景気がよく見える業種に就職したがる傾向がありますが、その一方で、成熟した産業の会社というのは将来の経営判断をまちがえることが多いからです。」p.106
・「つまり生活水準を下げないで生きるためには、自分自身のものの考え方、仕事の方法を変える必要があるし、ものの考え方、仕事の方法が変わらなければ、生活水準が変わってしまうのです。」p.108
・「はじめに「○○したい」という意志、これが何よりも重要なのです。もちらん、トライしてもはじめは失敗ばかりです。ところが、「木に登りたい」という意志を持ち続けることで、その豚は失敗しながらあれこれと工夫を始めます。どうすれば登れるのか、どうやったときに自分は落ちたのかをあれこれ試しながら考え、最終的に木登りの能力を獲得していくのです。」p.113
・「人間の脳に可塑性というものがあります。ある能力を持った部分が欠落すると、本来は別の役割を果たしていたまったくちがう場所が動きだし、最終的にその機能を代わりに果たし始めるというものです。」p.113 "シナプス可塑性"と"脳機能の代替性"がゴッチャになってますよ~
・「地頭というのもなかなか定義が難しい言葉で、とてもひと言で説明することはできません。それでも「地頭のいい人」というのは、ある現象の理解が早く、しかもその現象を見て、それとちがうものにも応用できる上位概念レベル、すなわち一般化した知識として現象を理解できる人がそうだということができるでしょう。また、他の人が気づかない要素をピックアップできたり、普通の人が気になって、引っかかってしまう問題を簡単にスキップして本質的な答えに行き着くことができるなど、ある種の"鈍感さ"を持ち合わせている人だといえます。」p.121
・「これからの時代をリードしていくのは、こうした訓練を通じてさまざまなパターンのシナリオを自分のなかに取り込み、正しい思考のショートカット(短絡)をいわば直観的に行いながら速く正確に答えが出せる人なのです。」p.123
・「私はいま働く人たちにいちばん求められているのは、「逆演算能力」と「課題設定能力」だと考えています。」p.123
・「私は子供の頃、蚊帳のなかでセミの幼虫が羽化するのを見て、うかつにも手を出して伸張を始めた羽に触ってしまったことがあります。その瞬間、羽はそれ以上広がらなくなり、あとは紙をまるめたようなくしゃくしゃの状態のままで、そのセミは一生飛べなくなってしまいました。それを見てから、いちばん大事な成長期には絶対に触ってはいけないと考えるようになりました。人の成長も同じことだと思います。」p.139
・「興味深いのは、そういう人にかぎって主語を使わずに話をする傾向にあるということです。「あれこれやってみたけどだめでした」というときに、無意識のうちに「自分が」という言葉を省いて一般論にすり替えて責任逃れをしているのです。これは比較的学歴の高い、自分のことをそこそこ賢いと思っている人によく見られる傾向です。」p.148
・「それは目標をどこに置くかでその人の人生はある程度決まってしまうということです。」p.150
・「しかし、90点を92点にすることにどれほどの意味があるのでしょうか。じつは日本の製造業は、いまでもそうした努力をしようとしています。」p.153
・「もともと日本の社会は、外部の人との頻繁な交流が少なく、人間関係が密で固定化されているという特徴があります。」p.156
・「じつは、日本でも世界に出て戦えるだけの競争力を持つ企業はこの「見せない」「しゃべらない」「触らせない」の三つの考え方をすでに実践しています。」p.163
・「いざというときに戦うための準備として、すべてを文書化し、だれがなにをやっていたかを日頃から記録して残す必要があるように思います。」p.167
・「たとえば、日本ではオペラが好きという人はまだ少数派です。この種の公演を劇場に直接足を運んで見てみると、テレビのときとはまったくちがう感動を覚えます。このような生きている人が生きている人になにかのエネルギーを与えることがひとつの産業の形として成長するのではないでしょうか。」p.178
・「従来の技術にITを融合させて新しい仕組みをつくることで、市場競争力を生み出すことは、ほかの業界でも行われています。たとえばオンライン書店のアマゾン・ドット・コム、文具通販のアスクル、アパレルのユニクロ、ファーストフードの吉野家、証券会社の松井証券などは、それぞれの分野の代表例としてあげられるでしょう。」p.191
・「私はものづくりの現場に見を置く人間として、MTとITの融合にこそ、日本のものづくりの未来が隠されていると確信しています。」p.191
・「ひとつの産業や企業が成長して衰退に向かう期間はだいたい30年という話は、この本の中でも再三しましたが、そうするとほとんどの人は、望むと望まざるとにかかわらず、一度は自分を守ってくれる傘から出ることになります。どうせそうなら自分から積極的に飛び出していくほうがよいし、実際に成功の可能性も広がります。だからこそ「変わる」ことは大切なのです。」p.196

《チェック本》フレデリック・フォーサイス『オデッサ・ファイル』
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ありえない偶然 ~うしさんと遭遇編

2006年09月07日 20時29分12秒 | 日記2005-10
夏季休暇一日目。
美唄の練習へ向かう。
途中苫小牧ブックオフに寄り、のだめ1巻ゲット。
ブックオフを出てすぐの信号待ちで、前にいた車が『○○社』の社用車。
あら、当ブログにコメント書いてくださる、うしさんの会社じゃないですか。
運転手を見ると、、、


うし本人じゃんんんー!!
なんでーー!!?


次の赤信号で隣にならんで、しばし立ち話。
そういえば、先日大阪からの帰り、千歳空港の駐車場をでたら前の車が大学の後輩だったっけ。

なんだか最近、無駄に何かがフィーバーしてますね。
ビックリドッキリ週間(?)なのでしょうか。

そんなこんなで、練習前に美唄の温泉へ。
風呂では若者グループがにぎやかにしゃべっていました。
会話にやたら『室蘭』がでてきます。
そしていろんな『先生』の噂話が。

オマエラドコノサークルモシクハ研究室…??
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夏季休暇

2006年09月06日 20時06分04秒 | 日記2005-10
もう涼しい風が吹いてますが、明日から夏季休暇をとります。
木、金とんで月の三日間。
できることなら、出かけずに家に引き篭もる日を設けたいところですが、そうもいかないようです。
おそらくオケで出ずっぱり。

"休み"とは名ばかりのハードな5連休の始まりです♪
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【論】Yeung,2001,Model-based clustering and data ~

2006年09月05日 20時23分34秒 | 論文記録
Yeung KY, Fraley C, Murua A, Raftery AE, Ruzzo WL.
Model-based clustering and data transformations for gene expression data.
Bioinformatics. 2001 Oct;17(10):977-87.
[PDF][Web Site]

・最適なクラスタリング結果を得るための手法について。
・データ:生データ×2、人工データ×3
Gene expression data sets : 1.Ovary data [Schummer], 2.Yeast cell cycle data [Cho]
Synthetic data sets : 1.Mixture of normal distributions based only the ovary data, 2.Randomly resampled ovary data, 3.Cyclic data
・クラスタリング法:
1.EI(equal volume spherical model)
2.VI(unequal volume spherical model)
3.VVV(unconstrained model)
4.EEE(elliptical model)
以上がModel-based clustering、以下は比較した従来法
5.Diagonal
6.CAST
・クラスタリング結果の評価法:1.Average adjusted Rand indices, 2.Average BIC scores

・問題点「Most of the proposed clustering algorithms are largely heuristically motivated, and the issues of determining the 'correct' number of clusters and choosing a 'good' clustering algorithm are not yet rigorously solved.
・概要「Our contributions include demonstrations of the potential usefulness of the model-based approach by testing the Gaussian mixture assumption for different transformations of expression data, applying existing model-based clustering implementations to both real expression data and symthetic data sets, and comparing the performance of the model-based approach to a leading heuristic-based algorithm.
・「One of the key advantages of the model-based approach is the availability of a variety of models that distinguish between these scenarios (and others).
・「Another key advantage of model-based clustering is that there is a principled, data-driven way to approach the model selection problem,
・結果「Our results show that the BIC analysis not only selects the right model, but also determines the correct number of clusters.
・教訓「In particular, if the goal is to capture the general patterns across experiments without considering the absolute expression levels, data transformations such as standardization are helpful.

・論文の構成がハッキリしていて読みやすい。とはいっても理論的な部分はいまいち理解してないのですが。

《チェック論文》
[1]Yeung, Haynor, Ruzzo: Validating Clustering for Gene Expression Data.,Bioinformatics, 2001 v17#4: 309-318. Nat Genet. 1999 Jul;22(3):281-5.
[2]Tavazoie S, Hughes JD, Campbell MJ, Cho RJ, Church GM.,Systematic determination of genetic network architecture.,Nat Genet. 1999 Jul;22(3):213-5.
[3]Chris Fraley and Adrian E. Raftery.,How many clusters? Which clustering method? - Answers via Model-Based Cluster Analysis,Technical, February 1998. Computer Journal 41:578-588 (1998).
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【本】アンテナ

2006年09月04日 22時26分18秒 | 読書記録2006
アンテナ, 田口ランディ, 幻冬舎文庫 た-12-7, 2002年
・名前はよく聞きますが、この著者の著作は初見。なるほどーこういう感じかー。ずいぶんと(怪しげな)勉強をよくされてますね(なんて言うとエラそうだけど)。小説で巻末に『参考文献』がつくなんて珍しい。
・男と女、狂気と正気、なんかの間の『壁』を感じる。『バカの壁』と某氏が名づけた壁。
・文庫版は改訂版。
・「精神科の臨床は哲学とは違うんです。人間の心は刺激してみないとわからない。理屈で予測することはできても、結果まで導き出すことはできない。何が効くのかわからない。」p.32
・「肝臓と腎臓、特に腎臓が疲れてるみたい。腎臓は不安の臓器なの。不安に最も反応する臓器。そして目は腎臓のシグナルなの」p.61
・「鬱の気質って地味だけどとても誠実で奉仕的なの。21世紀は鬱の時代かもね」p.62
・「SMについて哲学したいと思った。そこには人間存在の何かを解き明かす鍵があるのだと思った。」p.74
・「だいたい霊能力というのは、非常に不安定な能力ですので、天候、季節、コンディション、そういうものがすべて揃って、やっと少しだけ発揮される……という類のものです。コントロールできないんですよ、人間には」p.86
・「でも、きっと哲学はこの世界がとても奇怪でグロテスクであることをよりはっきりと、あっけなく見せてくれるように思います。この世界が……というよりも、言葉で表現しえる世界が……というべきかもしれません」p.96
・「哲学するというのは、自分がわからないことを自分なりに考えるということですから、考える時に人のことや世の中のことはこれっぽっちも頭にないに等しいです。もし人のために考えようとしたら、たぶんそれは哲学ではなく思想になってしまうんでしょう」p.97
・「そうかなあ、歪んでるかな。だったら歪んでない愛なんてあるのかしら。あらゆる愛は歪んでいる。だって愛って、しょせんは欲望を美化したものでしょ」p.99
・「苦痛が快感にひっくり返る瞬間、死がとても近くなる。みんなそのことを思い出すのが怖いんだと思う」p.101
・「あたしはフロイトを信じるね。性は生だよ。そして死でもある。人間はその生涯をセックスに支配されてる。生殖機能がスタンバイした時点で人間は発情する。そして、ほぼ死ぬまで発情している。業が深い生き物でしょ。どんなに偉そうにしてても、どんなに清純そうにしてても、実はみんな発情してて鼻血タラタラなの」p.102
・「ウソつきはいい質問者にはなれない。あんたはウソつきだ。なにか隠してる。でも自分が何を隠してるのかもわからないタチの悪いウソつきだ」p.107
・「好奇心という快楽だけが、肉体が退化した僕らに残された快楽なのかもしれない。」p.129
・「完全だ。内的な閉じた世界の中では、人間はパーフェクトになれる。現実感覚を喪失していくと、妄想が生まれる。人は妄想によって自分の内的世界に閉じこもる。そこは完全な世界だ。なぜなら、内的世界の中でなら人は神になれるから」p.170
・「確かに不思議な人物だと思った。彼の立ち居振る舞いは他の人間とどこか違う。  どこが違うのだろうと観察していて、ようやく東堂が両ききであることがわかった。彼は左右の手を同じ配分で使うのだ。だから彼の手の動きは左右均等で、まるで千手観音のような広がりを作り出す。たいがいの人はいつも左手を使っていないのだ。」p.303
・「ええですか。この世界で怪しいことは全部、人間の意識が作ってます。人間が存在しなかったら霊も天国もありません。この世はすべて人間の都合でできています。」p.306
・「いつだったか、こんなシーンをテレビで観たことがある。キューブラ・ロスの「臨死体験」を扱った番組だった。死んだ人間が自分の人生をスクリーンの映画のように体験するという。」p.317 こんなところでこんな名前が出てくるとは・・・
・「生きている時、肉体は物と魂の中間に位置する不完全なものなのだ。」p.320
・「人は死によって再生する。そう思えた。  死が生と同義であるなら、死者もまた生者と同義なのだ。」p.352
・以下、AKIRAによる解説より「ぼくたちは田口ランディというシャーマンが調合した『アンテナ』という幻覚剤を飲み、現実の向こう側にある広大なパラレルワールドを旅する。」p.359 ムズムズ…ムズカユイ…
・「作者は「人間の全体性」を復権させるという誰もがなしえなかった暴挙に挑んだのだ。」p.60
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ありえない偶然 ~ズラジャエフ氏と再会編

2006年09月03日 20時51分20秒 | 日記2005-10
札幌ちえりあにて某オケ練習。
休憩中、ロビーで一息ついてると、
演奏会ルックのダンディーな外人のオジサマが通りかかった。


ユジノサハリンスク(ロシア)の指揮者のズラジャエフ氏じゃあないですか……


なんでーー!!!?衝撃!!!


ちえりあのホールで演奏会やってて、休憩にタバコ吸いに出てきたらしい。
話しかけてみると、私のこと覚えてるようでした(たぶん)
以前函館オケで共演したのです。

とりあえずびっくりした~~
ではこれから室蘭帰ります。
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