ぴかりんの頭の中味

主に食べ歩きの記録。北海道室蘭市在住。

かぜひき続行中

2006年11月20日 23時08分36秒 | 日記2005-10
咳がだいぶおさまってきたと思ったら今度は突然の腹痛。午前中いっぱい悶絶してました。
昼食のため帰宅途中にめまいと吐き気。歩道の花壇にぶちまけそうになりつつ、夜ならまだしも(?)白昼に道端でゲ○なんてあんまりなので、とにかく急いで早足で帰宅し、ギリギリセーフ♪

9月ごろからもうかれこれ2ヵ月ちかく、あらゆる症状がでてきてます。

『病 院 い け !』

いろんな人から言われてるけど、たいしたことないのでご心配なく♪♪♪
~~~~~~~
本日、室蘭オケ練習。
コンミスよりメール。『カゼノタメ休ム』
こちら今日から練習開始の全パート譜をしょってるため休む訳にはいきません。

本日の大ニュース→衝撃!!チェロのO氏がタバコを止めました!!

って、『禁煙セラピー』渡した犯人は私なのですが、まさかO氏が止めるとは。O氏を知る人なら皆、腰を抜かすほどの衝撃ニュースなのです。でもこれまで10冊ほど配って、止めたのはまだ二人目。特に女性(4名)に関しては全敗中です。なんなんだろ。女性の方がガンコでひねくれてる?それとも男性の方が単純バカ?? 興味ある問題です。

明日はいくらか体調よくなっていますように。
健康第一!
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【論】Zien,2001,Centralization: a new method for the~

2006年11月20日 21時13分45秒 | 論文記録
Alexander Zien , Thomas Aigner , Ralf Zimmer and Thomas Lengauer
Centralization: a new method for the normalization of gene expression data
Bioinformatics Vol.17 no.90001 (2001) Pages S323-S331
[PDF][Web Site]

・新たに開発した遺伝子発現量データの正規化法である、Centralizationの紹介。
・比較対象:Total RNA, Housekeeping, Globalozation, ANOVA

・Centralizationとは「Centralization is a new two-step method for the computation of such normalization factors that is both biologically better motivated and more robust than standard approaches. First, for each pair of arrays the quotient of the constants of proportionality is estimated. Second, from the resulting matrix of pairwise quotients an optimally consistent scaling of the samples is computed.
・概要「Since a gold standard for the evaluation of normalization is unavailable, we demonstrated the robustness of centralization and the weaknesses of common competing methods on a real life gene expression data set.
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【演】第13回 森の広場の音楽会

2006年11月19日 18時25分51秒 | 演奏記録
第13回 森の広場の音楽会 ~アルテピアッツァ美唄 アフタヌーンコンサート
2006.11.18(土)13:00開演, アルテピアッツァ美唄, 入場無料
パート Viola

12.美唄弦楽アンサンブル(中西禮治 指揮)
渡辺茂(石山幹二 編曲) たき火
田中喜直(石山幹二 編曲) ちいさい秋見つけた 

13.大熊麻友美(ソプラノ) 中西禮治 指揮 美唄弦楽アンサンブル
W,A.モーツァルト モテット「エクスルターテ・ユービラーテ」K.165
 ~IIIアンダンテ、 IVアレグロ(「アレルヤ」)

17.合同演奏(森の広場の音楽会 管弦楽団&合唱団)
ワーク(宮越崇 編) 大きな古時計 (会場のみなさんもごいっしょに!!)
※出演分のみ抜粋

・室蘭はまだ雪はないのですが、会場についてみるともうすっかり雪景色[写真]。コート着ていけばよかった。建物内ではストーブをガンガン焚いていたので、凍えることはありませんでした。写真の建物が会場です。
・今回は17組+飛び入り2組出演。今回は各団体、演奏時間が短めでサクサク進行していた気がします。中でも目をひいたのは、飛び入り参加のサンバ団体。笛とバイオリンと打楽器隊とでにぎやかなサンバのリズム。これは会場が盛り上がるし、どんなジャンルの音楽でも、どんな楽器編成でも応用がききそうでいいですね。
・モテット アンダンテ:ソプラノさんの声がキレイでした。
・アレルヤ:アンダンテから継ぎ目なしに曲が始まるのですが、伴奏が前曲の静かな雰囲気をそのまま引きずってしまった印象があります。 途中のスビト・ピアノ。練習時に一言いった・ら、すごくいい感じになりました。
・古時計:公開練習と本番、で計二度演奏。奏者がこれだけいれば「メサイヤ」とかできそうですね。
・客数約50名[目測]:ほとんどが出演者。
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本日の練習 ~役得♪

2006年11月18日 23時59分57秒 | 日記2005-10
本日美唄へ行く途中、我が愛車の走行距離が77777kmに[写真]。何か良いことありそうな。約3年半でここまできました。これからもよろしく♪

美唄での本番後(詳細後日)、千歳フィルの練習へ。
毎度のことではありますが、モエストロによる、なんとも激しいコッペリアのマズルカ。指揮者の見てないところで、峰の縦弾き[のだめ3巻参照]を何度も真似しようとし、笑いをとるコンマスN氏。それに気づいた指揮者より、「やっていいですよ!!むしろスタンドプレーを!!」のお墨付き。
う~~~ん。ちょっと、というか、かなり……

 や っ て み た い (*´∀`*)

ピチカートポルカ。タメの部分のかけひき。コンマスより先に出てはいけない。遅れてもいけない。呼吸を読み切って、後ろからビっっタリつけるこの瞬間。たまりません。
ハンガリー舞曲の2とか3とか10とか…??番号を覚えてませんが、とにかく曲を聴いたことすらない、いわゆる超初見。参りました。

練習終了後、隣で弾いてたS様より「これあげる!」と差し出されたのは、ワディム・レーピンのリサイタル(11/21,キタラ大,S席7千円)の招待券。
「ごっつぁんです」もちろん即答。
札幌往復の手間と費用を考えると、お得かどうかは微妙なところですが、こういうことでもないとなかなか聴きに行かないので。11/22も江別でのバイオリンリサイタルを聴きに行く予定だったりするのだけれど…

役得役得♪

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【本】顔は口ほどに嘘をつく

2006年11月18日 17時06分31秒 | 読書記録2006
顔は口ほどに嘘をつく, ポール・エクマン (訳)菅靖彦, 河出書房新社, 2006年
(EMOTIONS REVEALED : Understanding Faces and Feelings, Paul Ekman, 2003)

・著者は、表情を見て人のウソを見抜く大家で、FBIやCIAでも活躍した経歴を持つ心理学者。少し専門書寄りの内容。 「この本を読めば、相手のウソが見抜けるようになる!」と思わせるような宣伝文句が帯に書いてありますが、実際は地道な訓練が必要で、「訓練用ソフトを開発!詳しくはこちら→http://emotionsrevealed.com/ (ソフト買ってね♪)」というオチ。しかし、本書のみでもそこそこ面白いです。
・原題を見るとわかるように、本書の主題は『感情』で、『表情』はその出力の一つであるという扱いです。また、「顔はウソをつきにくい」との書中の記述も併せて考えると、あまり良い邦題とは言えません。
・ちなみに写真のモデルは著者の娘さんだそうです。
・「わたしの狙いは、読者が感情の働きの理解を深め、より豊かな感情をもって生活するのを手伝うことにある。」p.8
・「感情はすべて独特の信号をもっている。中で、もっとも目立つのは、顔と声に現れる信号である。顔や声に現れる感情の信号については、まだ研究すべきことがたくさんある。」p.11
・「わたしの指導者であるシルバン・トムキンスは晩年、「感情はわたしたちの人生を動機付けるものである」と語った。」p.12
・「微細な表現(非常に短い)、部分的な表現(顔の一部分にしか出ない)、かすかな表現(筋肉の収縮が少ない)、以上三つが組み合わさった表現は見分けるのがもっともむずかしい。しかし訓練すればできるようになる。」p.17
・「時に、こうした表情は本人自身が怒っていることに気がつく前に現れる。」p.34
・「一人だと、素直に感情を表わし、人前だと、感情を操作するのだ。」p.43
・「わたしたちは、周りの世界を絶えまなく監視し、わたしたちの安全や生存を脅かす事態が起こったら、それを素早く発見する自動評価のメカニズムを持っているにちがいない。」p.67
・「一、感情は、わたしたちの安全にとってきわめて重要だと思われる物事への反応である。 ニ、感情はしばしばあまりに素早くはじまるので、それを引き起こす心のなかのプロセスにわたしたちは気づかない。」p.67
・「ほとんどの人は感情を完璧に消し去るのではなく、特定の引き金に反応しなくなる能力をもちたいと思っている。」p.97
・「ここで気分と感情の違いをはっきりさせておきたい。(中略)もっとも明白な違いは、感情が気分よりもはるかに短いと言うことだ。(中略)感情と気分のもう一つの違いは、一旦、感情が生まれ、わたしたちがそれに気づくと、普通は感情を生み出した出来事を指摘できるという点だ。」p.108
・「最近、老齢化の進行を食い止めるため、ボトックス療法といわれるものが行われている。ボツリヌス毒素をしわに注射することによって顔の若返りをはかろうとする療法だ。その注射をすると、顔面がこわばって無表情になり、顔から生気や感情が失われることもあると言われている。」p.112
・「多分、種としての進化の途上で、わざわざ言葉で告げなくても、感情を他人が知ることができたほうが、有益だったのだろう。」p.115
・「シルバン・トムキンスは、感情が湧き起こってくると、人は必ず音――それぞれの感情で異なる音――を発したいという衝動を覚えると述べている。」p.121
・「声はめったに偽りの感情メッセージを伝えないが、話をしなければ、いかなるメッセージも伝えることはない。顔は声よりもはるかに偽りの感情メッセージを伝えやすいが、決して完全に打ち消すことはできない。」p.122
・「わたしたちが感情の制御にかならずしも成功しないという事実は、わたしたちが改善不能であることを意味するのではない。鍵は自分自身をもっとよく理解することである。」p.150
・「きわめて強烈で反復される感情体験は、あらゆる感情に敏感にさせてしまう可能性がある。」p.162
・「唇が薄くなると、他の兆候が出ていないときでも、怒っていることがばれてしまう。それがもっとも初期の怒りの兆候であり、自分が怒っていることにまだ気がついていなくても出ることをわたしは発見した。」p.224
・「表情は感情が起こっていることを告げるだけで、感情を生み出しているものについては何も教えてくれないということだ。誰かが怒っているのを見ても、あなたはなんでその人が怒っているのかはわからない。」p.230
・「たいていの感情の表情はだいたい二秒間つづく。中には半秒しかつづかないものもあれば、四秒もつづくものもあるが、それ以上短かったり、長かったりすることはめったにない。表情が持続する時間は普通、表情の強さに比例する。」p.232
・「人が圧倒的な恐怖をもっとも感じやすいのは、目の前の脅威を避けることに専念しているときではなく、何も手のうちようがないときである。」p.250
・「目の表情について話すことはよくあるが、わたしたちが話しているのは眼球自体ではなく、瞼の変化によって目がどう見えるかである。」p.263
・「わたしたちは他人の身体の内部を見せられると嫌悪を感じるよう自然によってプログラムされているようだ。とくに出血がある場合にはそうである。」p.284
・「楽しい感情のほとんどについて、わたしたちはまだあまりよく知らない。というのも、わたしの研究もふくめ、感情の研究のほとんどすべてが、どちらかというと人を動揺させる感情に焦点を当ててきたからだ。」p.300
・「人生を楽しんでいる人や忍耐強い人、華々しい業績をあげている人の中には楽観主義が見出されるのだ。驚くべきことに、楽観的な人ほど健康で、実際に長生きもすることを多くの研究が示している!」p.317
・「一般的に、目の周りの筋肉の動きをともなう笑顔をよく見せる人は、幸福であると感じやすく、血圧が低く、配偶者や友人からみても、幸せだと言われる。」p.322
・「ここで鍵になるのは、わたしが注意深さ(Attentiveness)と呼ぶ一種の自覚を育むことだ。そのような自覚をもてるようになれば、感情が湧いてきたとき、すぐに自分が感情的になっていることに気づくことができるだろう。感情に注意深くなるには、身体感覚を磨く必要があるので、そのために有効なエクササイズも本書の中で紹介している。」p.337
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【論】Baldi,2001,A Bayesian framework for the analys~

2006年11月17日 20時03分38秒 | 論文記録
Pierre Baldi and Anthony D.Long
A Bayesian framework for the analysis of microarray expression data: regularized t-test and statistical inferences of gene changes
Bioinformatics Vol.17 no.6 2001 Pages 509-519
[PDF][Web Site]

・ベイズ統計のマイクロアレイ解析への応用。
・1.Bayesian approach 2.simple fold approach 3.straight t-test を比較。
・紹介されている処理はR用のソフトウェア、Cyber-Tで利用可能(http://visitor.ics.uci.edu/genex/cybert/)。

・問題点「Current methods are unsatisfactory due to the lack of a systematic framework that can accommodate noise, variability, and low replication often typical of microarray data.
・目的「Our goal here is to develop a general Bayesian statistical framework for the analysis of array data.
・アレイデータ解析の三段階「Gene expression array data can be analyzed on at least three levels of increasing complexity. First, the level of single genes, where one seeks to establish whether each gene in isolation behaves differently in a control versus a treatment situation. The second level considers gene combinations, where clusters of genes are analyzed in terms of common functionalities, interactions, co-regulation, and so forth. The third level attempts to infer the underlying regulatory regions and gene/protein networks that ultimately are responsible for the patterns observed.
・ベイズの定理「Bayes theorem: P(M|D) = P(D|M)P(M)/P(D), where P(D|M) is the data likelihood and P(M) is the prior probability capturing any background information one may have.

・"ベイズ統計"の何たるかがわかってないので、全く歯が立たない。
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冬タイヤ購入・交換

2006年11月16日 20時04分32秒 | 日記2005-10
なかなか暇がなかったのですが、先ほどやっとタイヤ交換を済ませてきました。
もう三冬も越したタイヤだったので、今回新しいのを買いました。

「値段高くてもいいから、性能重視で!」

と、注文した結果。作業料等含め約7.5万円也。高っ!! しかし命には替えられないので仕方がない。。。
作業は1時間ほどで完了。思ったより早く終わりました。

昔は、タイヤ交換は自力でやっていたんですけどね。あるとき、走行中タイヤが外れかけて以来、もう自分を信用できなくなり、お店にまかせっぱなしなのです。

先ほど夜中に撮ったので、なんだかよくわからない写真だ。
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本日の練習 ~見学者殺到

2006年11月15日 22時50分44秒 | 日記2005-10
本日、工大オケ練習。
他のオケにかまけてて、放置状態でした。大きな演奏会が片づいたので、これからビシビシいきます。
顔を出すと、見慣れぬ顔が数名。見学者だそうです。ここ最近で4~5名来てるそうです。いままでこんな時期に来ることなどなかったのに、いったい……まさか…『のだめ』効果? 演奏会が近いので、皆あまりかまってあげる余裕がなさそうですが、うまいこと続いてくれるといいですね。

『血でも吐くんじゃないか』と思わせるような、ひどい咳がでます。頭も体も重い。

(*´∀`*) 飲みにいきましょぉ~よぉぉ~

悪魔(天使?)の誘いを振り切り、自宅休養。しばらく放置していたツマミをふと手に取ると、賞味期限が今日やんけ。


ギリギリセーフ♪

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【本】博士の愛した数式

2006年11月14日 20時09分33秒 | 読書記録2006
博士の愛した数式, 小川洋子, 新潮文庫 お-45-3(7807), 2005年
・いまどきの流行りの本の中では数少ない、ソソられる本のうちの一冊でした。ブックオフの105円コーナー専門のため、手にとるのはずっと先のことだろうと思っていたら、なんと105円で発見!即購入。
・淡々として静かな展開。結果、『ちょっと物足りない』印象。そんなに大騒ぎするほどの小説だろうか?? 評価がイマイチな理由として、『数学の雑学にやたらと詳しい数学者』の設定に違和感を覚えるのが一つ。例えるなら『ゲームのルールは完璧に頭に入っている野球選手』とか『楽器の歴史や構造にやたらと詳しいバイオリニスト』だとか。その本業にとって本質的に必要ではない能力について強調されている点がひっかかる。暗記科目の代表格的なイメージのある法律よりも、数学の方が必要とされる暗記量が桁違いに多い、というのをどこかで読んだ事がありますが、それにしても、『こんな"数学者"ホントにいるの??』という疑わしい思いは拭いきれません。 文章で数学の凄さを表現する。そんな難題をどうにかスリ抜けるための苦肉の策だったという気もしますが。
・「[ぼくの記憶は80分しかもたない]博士の背広の袖には、そう書かれた古びたメモが留められていた――記憶力を失った博士にとって、私は常に"新しい"家政婦。博士は"初対面"の私に、靴のサイズや誕生日を尋ねた。数字が博士の言葉だった。やがて私の10歳の息子(√(ルート))が加わり、ぎこちない日々は驚きと歓びに満ちたものに変わった。あまりに悲しく暖かい、奇跡の愛の物語。第1回本屋大賞受賞。」カバー紹介文
・「しかし、博士は教えるだけの人ではなかった。自分が知らない事柄に対しては謙虚であり、マイナス1の平方根に負けないくらい思慮深かった。」p.8
・「「5761455だって? 素晴らしいじゃないか。1億までの間に存在する素数の個数に等しいとは」」p.14
・「「僕は今考えているんだ。考えているのを邪魔されるのは、首を絞められるより苦しいんだ。数字と愛を交わしているところにずかずか踏み込んでくるなんて、トイレを覗くより失礼じゃないか、君」」p.21
・「「直感は大事だ。カワセミが一瞬光る背びれに反応して、川面へ急降下するように、直感で数字をつかむんだ」」p.30 数学者としては「直観」の字を好みそうですが・・・なんとなく。
・「見てご覧、この素晴らしい一続きの数字の連なりを。220の約数の和は284。284の約数の和は220。友愛数だ。滅多に存在しない組合せだよ。フェルマーだってデカルトだって、一組ずつしか見つけられなかった。神の計らいを受けた絆で結ばれ合った数字なんだ。美しいと思わないかい?」p.32
・「「問題を作った人には、答えが分かっている。必ず答えがあると保証された問題を解くのは、そこに見えている頂上へ向かって、ガイド付きの登山道をハイキングするようなものだよ。数学の真理は、道なき道の果てに、誰にも知られずそっと潜んでいる。しかもその場所は頂上とは限らない。切り立った崖の岩間かもしれないし、谷底かもしれない」」p.55
・「「問題にはリズムがあるからね。音楽と同じだよ。口に出してそのリズムに乗っかれば、問題の全体を眺めることができるし、落とし穴が隠れていそうな怪しい場所の見当も、つくようになる」」p.56
・「「そう、まさに発見だ。発明じゃない。自分が生まれるずっと以前から、誰にも気づかれずそこに存在している定理を、掘り起こすんだ。神の手帳にだけ記されている真理を、一行ずつ、書き写してゆくようなものだ。その手帳がどこにあって、いつ開かれているのか、誰にもわからない」」p.68
・「当然、完全数以外は、約数の和がそれ自身より大きくなるか、小さくなるかだ。大きいのが過剰数、小さいのが不足数。実に明快な命名だと思わないかい?」p.70
・「『神は存在する。なぜなら数学が無矛盾だから。そして悪魔も存在する。なぜならそれを証明することはできないから』」p.156
・「「物質にも自然現象にも感情にも左右されない、永遠の真実は、目には見えないのだ。数学はその姿を解明し、表現することができる。なにものもそれを邪魔できない」」p.180
・「「0を発見した人間は、偉大だと思わないかね」 「0は昔っからあるんじゃないんですか」(中略)「で、誰なんですか? 発見した方は」 「名もないインドの数学者だよ。(中略)無を数字で表現したんだ。非存在を存在させた。素晴らしいじゃないか」」p.218
・「1993年6月24日の新聞に、イギリス生まれのプリンストン大学教授、アンドリュー・ワイルズによって、フェルマーの最終定理が証明されたという記事が載った。」p.270
・解説(藤原正彦)より「小川さんはこの作品で、数学と文学を結婚させた。」p.291
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【演】室蘭音楽協会 室蘭市民オーケストラ演奏会

2006年11月13日 19時48分59秒 | 演奏記録
第56回市民文化祭 室蘭音楽協会 室蘭市民オーケストラ演奏会
2006.11.12(日)15:00開演, 室蘭市文化センター, 入場料1000円
指揮 菊地俊一 チェロ独奏 アンジェイ・ブルーベル, パート 2nd Violin

W.A.モーツァルト 歌劇「フィガロの結婚」序曲
F.J.ハイドン チェロ協奏曲第2番 ニ長調
D.ポッパー ハンガリー狂詩曲
P.I.チャイコフスキー 交響曲第1番 ト短調「冬の日の幻想」
アンコール PROSPER MORAND  Russian Dance TREPAK

・一年のうちで一番しんどい演奏会がどうにか無事終了。他団体で弾く場合はだいたい、楽器を弾けばそれでいいというお客様的ポジションであることが多いのですが、室蘭は本拠地のため運営面の仕事もこなさなくてはなりません。今年は特に運営の要であったN氏が抜けたことにより更に大変でした。 また、長く続いているカゼ(?)の影響で体調も悪く、目標はとにかく『演奏中、セキをしないこと!』 一説には、カゼではなく『タバコを止めた禁断症状だ』だという噂もありますが、どうなんでしょうか…
・フィガロ:一応、モーツアルトイヤーに申し訳程度に便乗。演奏開始前に指揮者よりFgへウィンクが。出だし、うまいこと霞みました。割と遅めのテンポでじっくり聴かせることの多い菊地先生ですが、先生自身「オケで初めて弾いた曲だ」という思い入れのあるこの曲については意外と早めのテンポでした。
・昨年のアンコールでの曲目解説が好評だったことから、曲間に菊地先生による曲目解説を入れました。
・ハイドン:"巨匠"[写真]登場。先日の日記にも書いたように、その演奏に思うことはいろいろありましたが、一番強い思いは『客席で聴きたい』でしょうか。お客さんがうらやましい。「イマドキの演奏家にはなくなってしまった伝統的なものを持っている」とは菊地先生の談ですが、「なるほどなー」と思える演奏です。リハにてClがSoloにうまいことつけた瞬間、チラッと振り返ってニヤッとしたのが印象的。使用した楽譜はヘファールト編曲の二管編成版。昔(数十年前?)はよく使われたが、最近はあまり使われない版だそうです。そしてカデンツァは氏のオリジナルとのこと。細かく見ると、ハイドンチェロコンマニア(そんなのいるのか?)垂涎の演奏なのかも。 田舎な会場なもので『チェロ台』などというハイカラな設備があるはずもなく、厚さ30センチほどもある管楽器群が乗るのと同じ仕様のでっかい山台に乗っていただきました。
・ポッパー:チェロ弾きにとっては有名な曲らしいのですが、団員に知る人はほとんどいませんでした。通常はピアノ伴奏で、オケ伴奏は珍しいらしいです。 PrestoではSoloにおいていかれないように、必死に追随。ハイドンも含め、合わせ的にはまだまだ改善の余地はあったと思いますが、三日間という限られた時間を考えるとこの辺が限界かと思います。
・残念ながらチェロアンコールは無し。
・チャイ1:当日の天気は下り坂。夕方からチラチラ降りだした雪は夜には積もるほどになり、曲タイトルの『冬の日』のイメージにピッタリな天気でした。しかし、あんまりうれしくない陰鬱な天気。。。 《1楽章》チェロ・バスの難所はドキドキハラハラしつつどうにか無事通過。振り返ってみると、この曲はチェロ受難の曲でしたね。 《2楽章》Ob Soloよかった。 《3楽章》ワルツの後打ちで迷子に。唯一のやらかしてしまったミスらしいミス。やたら難しいのにサッパリ聴こえないヘミオラ部分、カッチリ弾けた。 《4楽章》ふと、舞台袖(Vc側)を見ると、人影が。誰かと思ったらブルーベル氏じゃないですか!会場に着くとSolo合わせ以外では一切姿を見せなかったのでびっくり。しばらくじーーーっと聴き入っていましたが、気がつくと消えていました。 「いまさらかよ!」とツッゴれそうな、開演直前の弦トップ練の効果あってか、難所のフーガ部分も難なくクリア(本当?)。最終部分のテンポの遅さは他に例を見ないものだと思われる。 厳しい練習の甲斐か、全体的に見て安定感のある、かなりカッチリした演奏だったと思います。弦の細かいフレーズなんかもっとバラけるかと思っていたのですが。
・トレパック:どこの誰だか、誰もわかってない作曲家による小曲。簡易編曲版。バスドラムの一撃がすごかったですね。  もう一曲、弦のみのアンコール(チャイコフスキー:弦楽合奏のための悲歌 ト長調(イワン・サマリンに敬意を表して;1884)も用意していたが、本番前日にボツ。前回(約10年前)もボツになった形跡あり。浮かばれない曲です。
・打ち上げ:ブルーベル氏のお言葉。「プロは弾かなければならないから弾く。アマチュアは弾きたいから弾く。」「今度はドボコンやろうぜ!!」  なんでも30年間止めていたタバコを、この室蘭で某団員の一本により復活させてしまったようなのですが。。。大丈夫なんだろか。。。
・独語通訳:急遽、ブルーベル氏の通訳係をしていただき、演奏後の団長挨拶で丁~寧~な紹介を受けたOさん。おつかれさま&ありがとうございます。もしOさんがいなかったらどうなっていたことか。
・客数625名[半券数より]:目測では800。去年に続き、どうも納得いかない数字。裏口入場者がたくさんいたりして。いずれにしても例年よりもかなり多くの人が入りました。のだめ効果なんかもあるのでしょうか。たくさんのお客が入ったときの会場の熱気というか空気感というのはいいものです。
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