ぴかりんの頭の中味

主に食べ歩きの記録。北海道室蘭市在住。

【論】Fushimi,2002,Measurement of violin plate vibra~

2006年11月12日 21時08分22秒 | 論文記録
Akira Fushimi, Keinosuke Nagai and Koichi Mizutani
Measurement of violin plate vibration by acoustical holography using boundary element method
Acoustical Science and Technology Vol.23(2002), No.5 pp.258-266
[PDF][Web Site]

・ヴァイオリンの表・裏板の振動の様子を測定し、視覚化する。
・コンデンサマイクで測定した音圧(sound pressure, 従来法)とPCHHS(提案法)で測定したparticle velocity[写真]で視覚化した結果を比較する。
・楽器を鳴らすのは弓で弾くのではなく、Vibratorで特定の周波数の振動を与える方法で行う。

・概要「We apply the pressure-based conformal holography with a hologram and a source surface coupling (PCHHS) as BEM-based acoustical holography in order to measure the vibration eigenmodes of the actual arching violin plates. We reconstruct and visualize the distributions of the sound pressure and the particle velocity on the surface of the violin plate from the measured hologram data in the sound field.
・問題点「the application to the general curved vibrating surface such as a musical instrument is quite difficult.

・たまには気分を変えて、全く異分野の論文を。たまたま見つけたヴァイオリンに関する論文。
・与える周波数(eigenmodes)によって、板の振動の仕方がかなり変わってくるのはわかるのだけど、それと楽器から出る音(印象)とどういった関係があるのかについての言及はナシ。複雑な形状の振動体として格好のモデルではありますが、その辺の言及が無い限りは楽器を使う必然性が薄くなってしまう。
・eigenmodesの概念がイマイチよくわからない(→参考文献[1])。
・使用の楽器が中国製の安物かイタリア製の高級品かの記述ナシ。両者の比較なんていうのも興味あるところです。

[1]C.M.Hutchins,"The acoustics of violin plates," Sci.Am.,245,126-135(1981).
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【本】囲碁の世界

2006年11月11日 21時49分11秒 | 読書記録2006
囲碁の世界, 中山典之, 岩波新書(黄版)343, 1986年
・うちの父は毎週日曜昼に囲碁の番組をボケーっと見るのが習慣でした。当時、子供心に「いったい何がそんなにおもしろいのか??」まったく理解不能でしたが、現在でもその状況は変わっていません。
・著者はプロ五段。囲碁の打ち方についてではなく、囲碁にまつわるエピソード集といった内容。私のように囲碁を知らなくても読めるし、知っている人でも楽しく読めるのではないでしょうか。
・少し前に漫画の影響で一時流行りましたが、今はどうなったんでしょうね。私が手を出すのはまだかなり先の話になりそうです。
・「余分な話になるが、有名な国文学者でも、碁の用語が分からぬために、『源氏物語』の解釈が間違っているケースも少なくないということである。」p.4
・「どうやら、古人も碁の歴史の古さにはおそれ入ったらしく、歴史が始まったときには、もう囲碁があったと認めたらしい。聖書ではないが、「はじめに囲碁ありき」である。」p.5
・「韓国や中国などでは、麻雀は賭博であるから御法度だが、碁は大いに奨励されている。」p.9
・「現在、碁が行われていないところは、アフリカ大陸と中近東などの、国際紛争のあるところや飢餓のあるところだけ、それと囲碁の大本山である日本国内の一部(皇居)だけだ。」p.27
・「碁でも同じことだか、教える者と教わる者の心が一つになったとき、そこにすばらしい上達の道が拓けるのだ。」p.37
・「プロ棋士として最も度々質問されることの一つに、「どうしたら碁が強くなれますか」というのがあるが、それに対する答えはいつも決っている。
 一、よい師匠を見つけなさい。
 一、よい書物を探しなさい
 一、よい碁がたきを作りなさい。
の三個条だ。
」p.37
・「碁盤なしで碁を最後まで完全に打てるのは、現在のプロ棋士の中には一人もいないと断言してもよい。」p.48
・「この時代になると置石が廃止されて、現代の碁とまったく同じ打ち方になっている。これは、四千年の囲碁史上、最大の革命というべきで、これによって隅の打ち方に色々と変化が生じ、布石(序盤戦の考え方)が進歩したわけである。」p.69
・「第四世本因坊の道策名人の場合は、珍しい例外だった。道策は、後世から「実力十三段」といわれたほどの怪物であり、他の家元三家がタバになってかかっても敵わなかった。」p.72
・「プロ棋士は、入門のときに一局、初段になったときに一局、合計二局が師匠から生涯に打って貰える指導碁のすべてであり、これは昭和の現代でもあまり変わっていない。中には、師匠に一局も教わらなかった弟子さえいるのである。」p.113
・「現在、囲碁のプロ棋士は、日本棋院に所属する者およそ三百人。関西棋院に属する人およそ百名。ザッと四百名である。このほか、韓国に五十名ほど、中国に二十名ほど、そして台湾に十名ほどいるようだから、全世界でも五百人以下。きわめて特殊な世界に住んでいる人種であり、その珍しさは、まあパンダ並みと申してもよさそうだ。」p.130
・「ヤブうぐいすを師匠にしたうぐいすのひなは、悪い癖がついてしまって一生涯直ることがない。言ってみれば、私の病気は至って軽症であるから、近所のバアさんのまじないで充分だというようなもの、命を大切にする人は、名医が手近にいればこれにかかるのにこしたことはない。」p.153
・「およそ国が百あれば百種類の将棋がある。いわば、将棋は人間が作ったものである。碁は、地上にただひとつ。これ、すなわち神の作りたもうたものであろう。」p.165
・「念の為に申し上げるが、イギリスでサイダーを飲みたくなったら、あなたは、必ず、レモネイドと言わねばならない。サイダーと言えば、口あたりのよいおいしいリンゴ酒が出てくるからである。」p.174
・「「中国のプロは、献身的で本当にすばらしい。それに比べると、日本や韓国のプロは、まるで観光旅行だ」  どうやら彼は、私も日本のプロであることを忘れていたらしい。」p.179
・「碁の別称に「手談(しゅだん)」というのがある。私の大好きな言葉である。」p.179
・「機械先生は人間を追い越すべく、夜も寝ないで長考を始めるであろう。但し、プロ棋士が機械に一手指南を仰ぐという奇怪な日が来るのは、私のカンによれば、まだ何百年も先のことのように思えてならない。」p.193
・「何でも、その道の人に教えて貰ったところでは、361!は、全宇宙を電子で埋めつくしたとして、その電子の数をはるかに超えるということである。」p.197
・「これはダメと呼ばれ、勝負には影響しない。「こりゃダメだ」などという形容は碁から生じたものらしい。」p.208
・「結局、碁のルールは、
 一、地の多いほうが勝ちである。
 二、周囲を取り囲まれた石は生存できない。
 三、コウのルール
の三つしかない。実に簡単なもので、三歳の幼児でも覚えられることがおわかりいただけたと思う。
」p.215
・「碁は人の心を豊かにする。碁にとりつかれた外国人は、何とかして碁の天国、日本へやって来ようとする。その申し分のない環境にすみながら、碁を知らぬ日本人がいるとは、何とまあお気の毒なことであろう、とは私の弟子の外人の口ぐせだけれど、なるほど、そんなことであるかも知れない。」p.227

?し【[漢字表示不可]】 数の単位。一億の一億倍。一説に一億の一万倍。

チェック本 千野栄一『外国語上達法』岩波新書
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本日の練習 ~ブルーベル氏と初合わせ

2006年11月10日 23時31分00秒 | 日記2005-10
今日は明後日本番の室蘭定演練習。ソリスト(チェロ)のアンジェイ・ブルーベル氏との初合わせ。氏は昨日、日本に着いて桐朋でのレッスンをこなし、本日室蘭へ。
練習はハイドンとポッパーを各二回通し、一時間半ほどで早々に終了。
さっぱり情報が無く、どのような人物かわからなかったのですが、、、演奏はとにかく『すごかった』…だけじゃぁ、全然伝わりませんよね…ちょっと書いてみると、

・無造作な動きなのに繊細な音 : いかに自分が無神経な音を出しているかがマル分かり。同じ壇上で音を出すのがためらわれる。ため息。
・でてくる音符が横に仲良く手をつないでいる : 『音符を横につなげてください』指揮者からよくある指示なのですが、これがなかなか難しいのです。楽譜通り弾いてるのにin tempoじゃない、伸縮自在の不思議な感覚。決して気分でテンポを揺らしているわけではなく、楽譜をよーーく読んで、忠~~実に演奏するとテンポが揺れる、という"必然性"を感じます。う~ん。難解。
・"オレは高いゼ!"オーラを放つ楽器 : アジャスターなんてチャチな物はついてません。ペグを直接、バキバキひねってチューニング。エンドピンが木?というか鉄心の入った木のタイプ。初めて見た。

今日の時点では、ソリスト・指揮者・オケの三者がまだまだバラバラですが、残り二日。なんとかなるべさ。
~~~~~~~
練習後のお食事会にて、このブログの話に。
某氏よりのお言葉。

『ぴかりん(仮名)は実物とブログではすごいギャップがあるよなぁ』


えぇっ!?意外!!本人は一緒のつもりなのに!
話を聞いてみると、実物は無口で人を寄せつけない冷たい感じで、ブログでは饒舌なんだそうです。なるほど、言われてみればそうかも…
でも、無口なブログって…アリエナイ。
また、こんなお言葉も。

『ぴかりん(仮名)て文才あるなぁ』


えぇっ!?意外!!(略



とりあえず今日はO先生と再会できて幸せな日でした。(←そこかよ!)
(*´∀`*) フフフ
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研究復帰中 ~プレゼン終了

2006年11月09日 19時21分59秒 | 日記2005-10
しばらく休んでいたおかげですっかり久々の、研究に関するちょっとした発表を今日しました。持ち時間90分をフル活用。

ひと山越えた。

本当は先週の予定だったのですが、「具合悪いから順番変わって~」と直前になって後輩に押し付けたのです。
(*´∀`*) アハハ (←鬼)
快く引き受けてくれたS君。神様。さすが。

今日になってもまだ具合は悪かったけれど、もう引き伸ばせないので観念しました。発表は無難に終了。すっかり衰えていた感覚が少し甦りました。これこれ、この感覚。 たいしたことのない内輪の発表ですが、これをこなせたのは大きいと思います。

とは言っても、まだまだのんびりしすぎ。巻き巻きでいかないと。
~~~~~~~
本日、雷雨。洗濯と買い物へレッツゴー!
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ニュースより ~ドア事故

2006年11月08日 20時09分51秒 | 日記2005-10
セルシオ、ドア事故18件…補助装置作動、指挟まれ骨折も
 トヨタ自動車の高級乗用車「セルシオ」で、半ドアの状態からドアを自動的に閉める補助装置「イージークローザー」の作動により、ドアに指を挟まれるなどの事故が2000年9月以降、全国で18件起き、うち9件は手の指を骨折するなど重傷を負う事故だったことがわかり、国土交通省は6日、調査に乗り出した。同様の補助装置はメルセデス・ベンツやBMW、日産などの高級車にも装備されており、ベンツでは数件のトラブルが起きているため、国交省はトヨタ以外の自動車メーカーからも事情を聞く方針だ。

 トヨタによると、イージークローザーは、ドアが完全に閉まる7ミリ手前になると、センサーが作動して自動的にドアを閉める装置。セルシオの場合、前後4か所のドアとトランクに装備されている。 (以下略)
(2006年11月7日 読売新聞)

http://job.yomiuri.co.jp/news/jo_ne_06110704.cfm
~~~~~~~
昨年行ったアメリカにて。一晩泊めていただいた家の車で出かけようかという時のこと。

車はちょっとレトロなキャデラック(高級車)[写真]。
トランクに荷物を積み込んで、家の御主人がパフッと軽くトランクのドアを閉めた。閉め方が軽いものだから、隙間があって半ドア状態。閉めなおそうかと、隙間にズボッと指を突っ込んでドアを開けようとしたところ、、、開かない。いや、開かないどころか、

 ゆっくり閉まってる。。。

まずい!!と思ったときにはもう遅く、左手の人差し指から小指まで四本が付け根から挟まれたまま抜けない。御主人は物を取りに家へ入って、いない。血の気が引く。閉まる力はどんどん強くなって、とても人力では勝てそうにない。
「指が挟まれて、とても痛いです。早く鍵を使って開けてください。」
などと英語で主張する語学と余裕などあるハズはなく、口から出るのは、ただ、

 イデデデデデデデ・・・!!!

異変に気づいた御主人が駆けつけて、青い顔。「鍵!鍵!どこだっけ!?」あせってしまい、ズボンの右ポケット、左ポケット、尻ポケット、胸ポケットを探るもなかなか鍵が出てこない。洒落になってません。なんか指がミシミシいってるんですけど~ こんな言葉が頭をよぎる、

 指 切 断 か ?

結局間に合って、たいした怪我でもなく事無きを得たのですが、怖かった。。。それに加えて、車のそんな機能を知らなかった無知っぷりを曝して、いい恥かきました。ああ、小市民。
~~~~~~~
と、そんな淡い思い出を思い出させるニュースでした。「指挟むようなアホって本当にいるの!?」というのが世間の反応かもしれませんが、本当にいるんです。はい。

ノシ
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【演】第31回西区民文化祭 ファミリーコンサート

2006年11月07日 20時05分48秒 | 演奏記録
第31回西区民文化祭 ファミリーコンサート
2006.11.5(日)18:00開演, 札幌西区民センターホール, 入場無料
演奏 札幌西区オーケストラ, パート Viola

♪ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756~1791)
ディベルティメント K.188
歌劇「魔笛」序曲
ホルン協奏曲 第3番
ピアノ協奏曲 第20番から第2楽章
レクイエムよりラクリモサ(涙の日)
交響曲第41番「ジュピター」
アンコール アイネ・クライネ・ナハトムジークから第1楽章

・ダブルヘッダー、二ヶ所目。美唄を3時に出てジャスト1時間、4時からのリハに間に合う。
・モーツァルト・フルコース。いろんな意味でたまりません。例えるなら、カレーパン、カレーピラフ、カレーうどんにカレーライス、みたいな。でも、思ったほどイヤじゃなく、すんなりいけたのはモーツァルトの為せる技でしょうか。
・ディベルティメント:トランペットとティンパニのファンファーレ。あっという間。
・魔笛:どのオケでもアレグロの2ndVnの開始は苦労しますが、本番が一番揃っていたと思います。途中、蹴躓いてお隣のMさんを惑わせてしまいました。ゴメンナサイ。Vnパートの記憶が体に残っているので、気を抜くとそれが出てきてしまいます。
・ホルンコン:昔、室蘭でK先生指揮でみっっちりやった時の記憶が未だに残っています。3楽章の譜読みが足りなかったので、直前まで必死の譜読み。 しかし団員ソリストのHさんには『スゴイ』を通りこして、呆れてしまいますね。全楽章、サラッと吹いちゃうんだもんなぁ~
・Pコン:この会場、グランドピアノなんてあったっけ・・・??とふと思ったが、やっぱりあるのはアップライト型だけでした[写真]。それをどう配置するか、客席から見て壁が立ちはだかる形になるので、いろいろ考えた末、結局グランドピアノを置くのと同じ配置に落ち着きました。この曲のときに、この日の疲労のピークがきて集中力ガタ落ち。♭をいくつか落とす。
・ラクリモサ:歌パートを含めた各声部を、各楽器に割り当てなおした編曲版。指揮者N氏、モーツァルト降臨のポーズ。
・ジュピター:実はこの演奏会、休憩無しのぶっ通し(なぜー??)。そのため3楽章以外はリピートナシ。2楽章が危なかったような気がするけど、既に記憶が霞んでます。3楽章開始時、指揮者より「巻きで」のジェスチャー。練習ではずっと三つだったのに、本番にしてついに一つ振りになりました。そのままの勢いで4楽章に突入。どんなテンポになったかはご想像にお任せします。 遊びに来た札響チェロのB氏も参加。
・アイネク:数え切れないほど弾いてる曲ですが、これだけの大編成で弾くのは初めてじゃなかろうか。
・トリビア:『ケッヘル番号(作品番号)を25で割って10足すと、作曲時のモーツァルトの年齢になる』 レクイエムなら、626/25+10 = 35才。ヘェェーー。 曲間のMさんトークで紹介されていました。もしかして常識!?
・客数約150名[目測]:いつもは立ち見が出るほどだが、今回はちょっと少なめ。座席が埋まったのは8割程度。
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【演】平成18年度 第54回美唄市民文化祭 音楽祭

2006年11月06日 22時01分37秒 | 演奏記録
平成18年度 第54回美唄市民文化祭 音楽祭
2006.11.5(日)13:00開演, 美唄市民会館大ホール, 入場無料
指揮 中西禮治, 演奏 美唄弦楽アンサンブル, パート Viola

モーツァルト ディヴェルティメント ヘ長調 K.138

・昨年と同じダブルヘッダー、一ヶ所目。ピアノ教室、合唱団、吹奏楽団等が参加する美唄市民の音楽発表会にて演奏。
・写真は、わかりずらいですが、団体入れ替えの際の会場暗転時のステージです。プロジェクターをつけっぱなしにしていました。新機材を導入したということなのか。
・演奏は無難に終了。適度な緊張感があり、よかったと思います。
・寝坊したうえに楽器を忘れて途中で札幌まで取りに戻り、ぶっつけ本番だったお手伝いのN君。豪快ですね。Vnならダブルケースで私が持っていたのを貸せたのに。。。気がつくのがちょっとばかし遅かった。
・今回の練習参加は当日のみ。美唄往復が体にひびく今日この頃。年。
・客数約100名[目測]
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【論】Schadt,2001,Feature extraction and normalizati~

2006年11月05日 17時39分00秒 | 論文記録
Eric E.Schadt, Cheng Li, Byron Ellis, and Wing H.Wong
Feature extraction and normalization algorithms for high-density oligonucleotide gene expression array data
Journal of Cellular Biochemistry Supplement 37:120-125(2001)
[PDF][Web Site]

・マイクロアレイデータ解析用ソフト、DNA-Chip Analyzer(dChip)の性能を検証する。
・発現量数値化法(Feature extraction)の比較:APS (adaptive pixel selection) algorithm と TP75 (75th percentile) algorithm (従来法)を比較。
・正規化法の比較
1.Linear normalization (LN)
2.Smoothing spline normalization (GCVSS)
3.Invariant difference selection/smoothing spline (IDS) methods (←提案法)
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【本】若草物語

2006年11月04日 21時51分06秒 | 読書記録2006
若草物語, オールコット (訳)松本恵子, 新潮文庫 オ-1-3(3739), 1986年
(LITTLE WOMEN, Louisa May Alcott, 1868)

・『題名はよく聞くけど今まで手をつけていなかった世界名作シリーズ』です。当時の『少女向きの健全な家庭小説』として書かれただけあって、登場人物のやりとりを見ていると心が洗われるようです。
・しっかし、『LITTLE WOMEN』を『若草物語』と訳した訳者のセンスには脱帽。
・「虚栄心はあるが温順で信心深い長女メグ、独立心が強く活発な次女ジョー、心やさしくはにかみやのベス、無邪気でおしゃれな四女エミイ――ニューイングランドに住むマーチ家の四人姉妹は、南北戦争に従軍した父の留守宅で、母を助け貧しいながらも誠実さと希望をもって、懸命に暮らす。著者の少女時代を題材に、人間として成長していく四人姉妹の複雑で微妙な心の動きを捉えた感動作。」カバー紹介文
・「そこで娘たちは魔法使のおばあさんに、どういうおまじないをしたら幸福になるか尋ねたのです。すると魔法使がいうには、――あなた方が不満を感じ始めたら、自分たちの受けている恩恵について考え感謝の念をお持ちなされ――と答えました」p.89
・「人間は本のみにて生くるに能わずですよ」p.103
・「この図書館にいればわたし、こおろぎのように幸福だわ」p.104 おもしろい言い回し。
・「メグはいつでも気ままに温室の中を歩き、花束をいくらでも勝手に作ることができた。ジョーは新しい図書室の蔵書をむさぼり読み、独特の批評をしては老紳士をいきのつまるほど笑わせた。エミイは絵画を模写して心ゆくばかり美を楽しんだ。そしてローリイはこの上もなく愉快な様式で殿様の役割を演ずるのであった。  しかしベスだけはピアノに憧れているにもかかわらず、どうしてもメグのよぶ「至福の館」へゆく勇気がなかった。」p.116
・「最近わざわざ調律したと見えて、アップルパイのように調子がよかった。」p.125
・「そしてすべての能力の中で一番魅力のあるのは謙遜です」と母がこたえた。」p.138
・「「あなた方それが良いかどうか、一週間試しにやってごらんなさい。土曜日の晩にはきっと遊びばかりで仕事のないのは、働くばかりでなんの遊びもないのと同様におもしろくないことを発見するでしょうよ」  と母が答えた。」p.217
・「けれどもわたしの経験では、質素な小さい家で、毎日の糧を働き得てゆく、多少不足勝ちの生活の方が、わずかな楽しみを多く味わうことができると思うのです。」p.398
・「わたしたちがアイロンでも頭にのせていれば大きくならないのだといいわね。」p.399

?モスリン(英muslin) 毛織物の一つ。梳毛糸で平織りにした薄地で柔らかい風合のもの。また、それを模した布地。特に、綿糸で織られたものは綿モスリンという。唐縮緬(とうちりめん)。メリンス。モス。
?きょうかたびら【経帷子】 仏教の葬式で、死者に着せる衣。白麻などで作り、縫い目の糸はとめないでおき、衽(おくみ)や背には名号、題目などを書く。寿衣(じゅい)。経衣(きょうえ)。
?とき【鬨・時・鯨波】 1 合戦で、開戦に際し、士気を鼓舞し、敵に対して戦闘の開始を告げるために発する叫び声。大将が「えいえい」と発声し全軍が「おう」と声をあげて和し、これを三度繰り返すのが通例。また、戦勝の喜びの表現としても発した。鬨の声。  2 多人数の者が、一同にあげる声。
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ひさびさの休日 終了

2006年11月03日 22時56分25秒 | 日記2005-10
【ある休日の記録】
・買い物:シャツ、セーター、靴、本(文庫15、新書4)。服なんて久しぶりに買った。革ジャンを探しているが、いいのが無い。靴は衝動買い。25.0cmまでしかサイズがなく、ブカブカだけど妥協する。わりと長いこと探していた本がひょっこり見つかり、ささやかな幸せ。
・温泉:登別。写真→ふつうこういうキャラクターってちょっと可愛くするものだけど、怖さ100%。迫力です。白鳥大橋の方にできた風呂に行ってみてもよかったなぁ。まだ未踏。
・昼飯:登別のはずれのわかさいも系列のカツ屋さん。何度か利用してる店で特に期待もなかったけど、やたら美味かった。材料ではなく、揚げ方がうまい。肉に火が通りすぎない絶妙のタイミングで上げている。長い試行錯誤の末たどり着いた達人の技を感じたけれど・・・気のせいか・・・
・テレビ:録画してたウイーンフィルの今年のニューイヤーコンサート流しながら家の片づけ。ワルツ「モーツァルト党」…なんじゃぁ!?このまぎらわしさ。こんなの絶対弾き間違う。ポルカ「電話」こんなコントもありなのか…あれはタイミング合わせて外からかけてるのか、単に仕込みスピーカーから流してるのか。でた!青ドナのフェイント!
・オケ練習:工大オケの合奏参加は6月以来!?ひさびさに行って楽譜を見ると難曲ぞろいじゃねーか。本番まで残り一カ月。指揮者がなかなか来ないので、弦を集めてぴかりん先輩、鬼のしごき!![→写真](冗談ですよ。いやホントに。)
・晩飯:コンビニおでんとビール。。。ぅぁ~~いかにもわびしい男の一人暮らし。。。


映画を見ようかとも思ったが見たいのがやってなかった。外の景色の良いところで読書でもしたかったけど時間無し。
ひさびさの休日おつかれさまでした。
明日は札幌へ移動。
明後日は演奏会二つ。
やれやれ。

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