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アラベスク・ソテ…♪

2016-02-09 09:53:13 | Weblog
アラベスク・ソテ
バレエ・メソッド アンサンブル・ド・ミューズスタイルでご説明をしていますが、もう随分前のことなので、ここで改めてご説明したいと思います。
基本の1番アラベスクで練習してみましょう。
動きの構成を分解してみると…。
上手奥で右脚アティチュード・ア・テール・クロワゼ。
右脚で1歩踏み込んでドゥミ・プリエ。
同時に跳び上がって、左脚をアラベスクに上げる。
右脚ドゥミ・プリエ、左脚アラベスクで着地する。
これが基本のアラベスク・ソテです。
連続して行う場合は
右脚で1歩踏み込んでドゥミ・プリエ。
同時に跳び上がって、左脚をアラベスクに上げる。
右脚ドゥミ・プリエ、左脚アラベスクで着地する。
右膝を伸ばしながら左脚を下して1歩前にステップ、右脚アティチュード・ア・テール・クロワゼ。
右脚で1歩踏み込んでドゥミ・プリエ。
同時に跳び上がって、左脚をアラベスクに上げる。
という構成になっています。
もっとも大事なことは
跳び上がる軸脚の膝・足首・爪先を伸ばしきること
です。
よく“高く跳び上がれないから膝や足首まで伸ばす余裕がない”という人がいますが、それは大間違いです
プリエで貯めたバネを使ってしっかり膝を伸ばし足首を伸ばし爪先を伸ばして押し上げないから跳べないのです
そして決して忘れてはいけないのは、トルソーを真っ直ぐに支える、ということですね。
まず右脚軸で1番アラベスクをして下さい。
右脚の上にきちんと重心がのっていますか?ポワン・タンジュ・デリエールした左脚の爪先に体重が残っていませんか?
軸脚の土踏まずの上にお臍が位置していますか?
骨盤を前に押し出すようにして状態が後ろに反っていませんか?
左脚=動作脚側のウエストが縮んで上体が傾いていませんか?
両方の鎖骨とトップバストは同じ高さでエファセの方向を向いていますか?
そのまま、反動をつけずにルルヴェをしてみてください。
トルソーが正しく支えられているなら、軽くルルヴェに立ち上がれるはずですよ。
ルルヴェが出来たなら、今度はドゥミ・プリエをしてみましょう。
アラベスクする動作脚の高さは低くてもいいのですよ
グラグラしないで静止していられますか?
安定したアラベスク・プリエが出来ているのなら、そこから斜め前方に向かって跳び上がり、同じアラベスク・プリエに着地してみましょう。
いかがですか?
上体を反らしたりして無意味な力を使ってはいけません。
自分のアゴと鼻の頭を結んだ線の延長線に沿って跳び上がるようにイメージしてみて下さいね。
それでも、膝や足首を伸ばしきれない、床にめり込むような重い動きになってしまうというのであれば、それは跳躍するのに必要な筋肉の筋力不足です。
脚の筋肉だけではなく、腹筋群や背筋群の筋力も不足しています。
丁寧にタン・ルヴェの練習をして、筋力アップを心掛けましょう。
そうすればキレイに軽やかなアラベスク・ソテが出来るようになりますよ




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