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漢字~…♪

2016-02-23 09:45:23 | Weblog
近頃ちょっと興味を惹かれるニュースがあった。
それは、手書きの漢字を採点するときに、それほど厳密でなくてもいいことにしましょう、というような内容ですね。
たとえば“とめ”“はね”“はらい”など、とめてもいいしはねてもいいよ、と。
という漢字なら、とりあえず点を左右にふたつずつうってあれば向きや角度にこだわらなくてもいいよ、とか
という漢字は、本来は上の横棒が長くて下が短いものですが、まぁ、下が長くてもよしとしましょう、とか
ほかにもいろいろいろいろあるようです。
私はどちらかというと漢字世代です。
かくあらねばならない、という教わり方をしました。
だから、どっちでもいいよぉん、という考え方には、
げっ
と思ったんですけどね。
でも待てよ、とちょっと考えてもみました。
手書き文字=筆記体と捉えれば、どっちでもいいよぉん、は有りかもねぇ。
アルファベットはそうでしょ。
活字としてはだけど、筆記体は曲線的になる。
そして折れ釘みたいな書き方をする人もいれば、ジグザグの波線みたいな書き方をする人もいて、全部になっている。
ま、表音文字のアルファベットと表意文字の漢字を一緒にしてはいけないかもしれないけど。
じゃ、こう考えてみたらどうかな。
活字としてはだけど、行書体になるとうねぇ~っと流れるでしょ。
それでよね。
だから、あくまでも正確な漢字はコレ、という基本はきっちり教えたうえで、筆記体としては余裕をもって判断する。
ってことでいいんじゃないかなぁ、と自分を納得させた。
私の場合それよりも気になるというか、ひっかかるのは、なんでもかんでもひらがなで表記する風潮になっていることの方。
特にテレビのテロップは気になる。
……をけん引して…。
ナニ…?けん引…?……牽引かぁ…。
そのぐらい漢字で書けよっ
って思う。
漢字は表意文字だからね、漢字で書かれた方が意味が分かりやすい。
それにね、“青い”“蒼い”“碧い”とどれも意味する色に違いがあるからね、“あおい”と書かれちゃうとどんな“あお”なんだろうかねぇと考えなくちゃならなくなるわけよ
書店で文庫本を手に取って摘み読みするとき、やたらにひらがなが多い作品は読む気になりません。
面倒くさいだろうな、と思っちゃうからです…
コメント
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